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返校 言葉が消えた日 

2019年作品、ジョン・スー監督、ワン・ジン フー・モンボー ツェン・ジンホア チョイ・シーワン出演。

1962年、蒋介石率いる国民党の独裁政権下の台湾。 市民は、相互監視と密告が強制されていた……。 翠華高校に通う女子高生ファン・レイシン(ワン・ジン)が放課後の教室で眠りから目を覚ますと、何故か学校には誰もいない。 校内を一人さ迷うファンは、政府から禁じられた本を読む読書会メンバーで、秘かに彼女を慕う男子学生ウェイ・ジョンティン(ツォン・ジンファ)と出会う。

ふたりは協力して学校からの脱出を試みるが、どうしても外に出ることができない。 それでも、消えた同級生や先生を探し続けるファンとウェイ。 やがて、悪夢のような恐怖がふたりに迫るなか、学校で起こった政府による暴力的な迫害事件とその原因を作った密告者の哀しい真相に近づいていく……。

監督はジョン・スー、今作が初めてのようです。
ワン・ジンは、「我、邪で邪を制す」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2024/03/12/060000 に出演でした。
ツォン・ジンファ、「疫起 エピデミック」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/10/06/060000 に出演でした。

描かれる時代というのは、蒋介石政権の暗黒時代、独裁政権で何か大陸を追われた腹いせのような恐ろしい時代の台湾、「白色テロ」と言われています。
ホラーであり、元々はゲームということのようですが、この題材をベースにしたというのはちょっと独特だと思います。
こういう国家的ないじめのような世界は、見ていて辛いですね。 実際にあった世界観をベースにしている今作は、続編のドラマがNetflixで配信されているので、そちらも見ていこうと思っています。