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屋根裏のラジャー

2023年作品、百瀬義行監督、寺田心 鈴木梨央 安藤サクラ 仲里依紗 杉咲花 山田孝之 高畑淳子 寺尾聰 イッセー尾形 一龍斎貞友 かぬか光明 大谷育江 平澤宏々路 川原瑛都声の出演。

少女アマンダ(鈴木梨央)以外の人間には見えない“想像の友だち(イマジナリ)”である少年ラジャー(寺田心)。 彼は屋根裏部屋でアマンダと一緒に想像の世界に飛び込み、喜びにあふれた毎日を送っていたが、イマジナリには人間に忘れられると消えていくという避けられない運命があった。 その運命に戸惑いながら、一縷の望みを抱いて歩み始めたラジャーは、人間に忘れ去られた想像たちが身を寄せ合って暮らす“イマジナリの町”にたどり着く。

監督は百瀬義行、「二ノ国」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/09/01/060000 を記事にしています。
ラジャーの声を寺田心、聖地劇場作品の声優は初めてでしたがなかなかうまかったです。「妖怪大戦争 ガーディアンズ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/08/19/060000 に主演でした。
アマンダの声は鈴木莉央、「ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人間-」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15658304 に参加していました。
安藤サクラは、「ゴジラ-1.0」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/11/07/060000 に出演中ですが、劇場アニメ作品は初めてでした。

同時公開となったディズニー作品と対比されるでしょうけど、原作は「ぼくが消えないうちに」 ということで、登場人物は日本人ではないところでした。 ただ、日本なりの味付けがしてあったように感じました。
この作品は、テーマとしては、子供心を忘れて行き、大人になっていく人間ですが、じゃあ忘れ去られていった存在がそれぞれあったのか? 今作ではイマジナリーという表現でしたが、それは見えているもの、人形だったり、思いの宿った対象物はあった気がします。
しかしそういう人間の忘れていったものを食って生きている、人間ならざるものがちょっと恐ろしかったですね。