1973年作品、ウィリアム・フリードキン監督、エレン・バースティン マックス・フォン・シドー リー・J・コッブ ジェイソン・ミラー リンダ・ブレア キティ・ウィン ジャック・マッゴーラン ウィリアム・オマリー ルドルフ・シュントラー バートン・ヘイマン ピーター・マスターソン出演。
イラク北部で古代遺跡の発掘調査に参加していたランカスター・メリン神父(マックス・フォン・シドー)は、悪霊パズズの像を発見する。彼は「この邪悪な宿敵と再び対峙する日が近い」と予感する。
女優のクリス・マクニール(エレン・バースティン)は体制側と対峙する若者を描いた学園映画撮影のためにワシントン近郊のジョージタウンに家を借り、一人娘のリーガン(リンダ・ブレア)と幸せに暮らしている。
同じくジョージタウンに住むデミアン・カラス神父(ジェイソン・ミラー)は時おりニューヨークに住む母親(バシリキ・マリアロス)のもとを訪れている。ギリシャからの移民である母親は小さなアパートで日がなラジオのギリシャ音楽を聴いて過ごしている。
教会の援助で一流大学で学んだカラス神父は、貧しく孤独に暮らしている母に申し訳なさを感じる。プラグマティストの精神科医であるカラスは、医者として稼げば母に楽をさせられるが、現実には清貧の誓いに縛られ赴任地も遠く、母の世話もできない身の上だった。身体を鍛える一方で、神父の仕事にやり甲斐を持てず悩むカラス神父。やがて母は体調が悪化して入院する。設備の整った私立病院に移したいと思ってもその費用がない。病院に押し込められたと嘆いたまま母は死に、カラスは更に自分を責める。
監督はウィリアム・フリードキン、「恐怖の報酬」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/12/15/180000 他数本記事にしています。
リンダ・ブレアは、今作で衝撃的な役を演じていて、この作品といえば彼女と言えるのではないでしょうか?
母のクリス役がエレン・バースティン、「アデライン、100年目の恋」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/13570796 に出演していました。
メリン神父役はマックス・フォン・シドー、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/13747182 に出演でした。
デミアン神父役はジェイソン・ミラー、記事はありませんでした。
超有名なこの作品、小さいころこの作品がテレビ放送していても、怖くて見ることができませんでした(^^)ようやく新作公開ということでシリーズ一気味をする機会となりました。
もちろんリンダ・ブレア演じるリーガンの首が回るシーンはいろんな機会で見たことはありますが、それ以外しっかり見たのは初めてでしたね。
そもそも“エクソシスト“というのは、“エクソシスト(exorcist)は、キリスト教、特にカトリック教会の用語で、エクソシスムを行う人のこと“ですから、主役は神父たちということなんですね。 でも、映画になるくらいの悪魔祓いをする相手の悪魔はどれも兄弟ですし、ずるく、狡猾で、絶対油断ができませんね。 対峙するというより、取り憑かれた人間から離すことくらいしかできないようですね。
この壮絶さ、当時としてはインパクトが大きすぎたかも知れませんね。