2020年作品、セス・ラー二―監督、コディ・スミット=マクフィー ライアン・クワンテン リーアナ・ウォルスマン アーロン・グレネイン デボラ・メイルマン出演。
西暦2067年。 地球の酸素量が急激に減少し、動物や植物が死に絶え、世界各地で人類の環境破壊により自然災害が発生。 さらに謎のウイルスが蔓延したことにより、人類も絶滅の危機に陥っていた。 今や地球に生きる人類は、先端科学研究所を持つ「クロニコープ社」が供給する、人工酸素なしでは屋外を歩くこともできない。 しかし、その人工酸素に対する拒絶反応を起こす人々もおり、死に至る者も続出している。
幼い頃にタイムマシン量子物理学者の父親が突如消息を絶ち、母親が死んで生涯孤独になったイーサン・ホワイト(コディ・スミット=マクフィー)は、自分を助け育ててくれたジュード・マザーズ(ライアン・クワンテン)と一緒に、唯一生き残ったオーストラリアの市の発電所でトンネル労働者として働いていた。 イーサンが連日昼夜問わず仕事に励んでいる理由は、ウィルスに冒された最愛の妻ザンティ(Sana'a Shaik)を救うために、高級酸素マスクを手に入れて症状を良くしようとしていたからだった。 しかし、そんなイーサンの頑張りも虚しく、ザンティの症状は一向に良くなることはなかった。
そんなある日、イーサンは後見人であり同僚でもあるジュードと一緒にある人物に呼び出された。 その人物は、イーサンの疎遠になった父親リチャードと一緒に働いていた、クロニコープ社の素粒子研究の最高技術責任者(CTO)、レジーナ・ジャクソン(デボラ・メイルマン)。
レジーナはリチャードと研究員のビリー・ミッチェル(Damian Walshe-Howling)と共に、未来と過去を行き来するタイムマシン「クロニクル」の開発に取り組んでいた。
監督はセス・ラーニー、初めて作品を見ます。
主演のイーサン役はコディ・スミット=マクフィー、「パワー・オブ・ザ・ドッグ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/01/15/060000 で重要な役をしていましたね。
ジュード役がライアン・クワンテン、「ワイルド・ストーム」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15839285 に出演していました。
今作は人間が絶滅しそうなお話ですね。酸素が不足するという致命的な環境悪化、やはりその原因を作ったのが人類ということなんですね。 人工的な酸素なしでは生きられない残った人類ですが、妻が病に陥り、困った挙句ある任務を遂行しなくてはならなくなる主人公。
破滅的なお話と、時間を超えるお話が交差していきますね。 しかしこれも予言的な作品かもしれませんね。