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宇宙大征服

1968年作品、ロバート・アルトマン監督、ジェームズ・カーン ジョアンナ・ムーア ロバート・デュヴァル バーバラ・バクスレー出演。

アメリカの宇宙飛行士のチャイズ(ロバート・デュヴァル)、リー(ジェームズ・カーン)、リックの3人は、上司ロスの命令で、宇宙飛行のテストを急きょ中止した。

ソ連が人間を乗せた宇宙船を月に向けて打ち上げたからだ。 アメリカとしては対抗上、単なるテストなどしてはいられなかった。 しかも、アポロの発射計画は、かなり先のことだ。 そこで旧式のマーキュリー・カプセルに、ありあわせの着陸装備をつけ射ち上げることになった。

そして飛行士にはチャイズが選ばれた。 有頂天のチャイズにリーと彼の妻ミッキー(ジョアンナ・ムーア)が忠告した。 月は危険だし、空気もないから着陸も難しいそれにマーキュリーでは地球に戻れないかもしれない……と。

離陸の1週間前に、食料、酸素、そのほかの必需品を積んだシェルターが月に向かって打ち上げられた。 これでチャイズは1年間は生きられるし、その前にアポロが月に来ればそれに乗って地球へ帰れる。 ところが計画が変更になった。 大統領が軍だけにこの計画を推進させることに反対したのだ。

そして空軍大佐であるチャイズはおろされ、代わってリーが乗ることになった。 チャイズはやけ酒を飲み、リーを憎み、あげくは彼の訓練を邪魔するという態度に出た。 だが結局、リーは無事、打ち上げられた。 月に着陸したリー。


地味ですが、色々面白い点がある作品です。
監督はロバート・アルトマン、作品を見るのは初めての監督です。
主演はジェームズ・カーン、「グッド・ネイバー」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15625823 が近作ですね。
ジョアンナ・ムーアは、初めて見る女優さんでした。
ロバート・デュバルは、「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14557003 に出演していましたね。


物語は、アメリカとソ連の宇宙競争の時代でした。 宇宙に出ていく競争で、米ソ冷戦化で、いろんな分野で競っていた両大国。 しかしアメリカはそれに一歩遅れをとっていました。 ソ連が先行して友人飛行で月を目指すことを知ったアメリカは、なんとしてもアメリカの月に人類を送り込もうと計画します。
それまでのジェミニ計画の延長上で考えていたアメリカ、そして月に対する計画も大変アバウトなもので、大胆さが混在していました。
当初3人の宇宙飛行士がテストをしていましたが、いきなり中止となり、その中のチャイズが月に向かうということに選ばれます。 しかしそれは片道切符のような計画でした。


今作はアポロ計画前夜の作品であり、その名残というか、NASAも協力をしていたということで、その映像も使われているということのようです。
町山氏の「UFO」で紹介された作品ですが、当初計画されていたエンディングは大変ショッキングだったと言われています。 そのバージョンがあったらもっと最後が盛り上がったかもしれませんね。

 
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テストは中止となり

 

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アメリカはソ連に先を越され

 

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焦ることになる

 

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そして誰か一人が月に

 

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月には

 

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ソ連の宇宙船が

 

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