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レッド・エージェント 愛の亡命

2016年作品、シャミム・サリフ監督、レベッカ・ファーガソン サム・リーアンチュ・トラウェ オリヴァー・ジャクソン=コーエン出演。

1961年ニューヨーク。アレクサンドル(サム・リード)は和平使節団の一員としてソ連からアメリカを訪れていた。 その時、亡命を決行する。しかし、妻のカティヤ(レベッカ・ファーガソン)が音信不通で、離れ離れになってしまう。 アレクサンドルは妻を思い苦しんだ。
1992年ニューヨーク。 ソビエト連邦が崩壊し、ロシアへと生まれ変わった。 アレクサンドル(チャールズ・ダンス)は姪のローレン(レベッカ・ファーガソン)にカティヤの面影を見ていた。 依然としてカティヤの消息は掴めず、彼女に何があったのかも分からないままだった。 アーティストのローレンは大きな展覧会へ出品するため、モスクワに行くことを決める。 目的はそれだけではなく、家族の故郷を見るためでもあった。しかし、アレクサンドルから反対される。
1959年モスクワ。 アレクサンドルは同僚のミーシャ(オリヴァー・ジャクソン=コーエン)と社交場を訪れ、そこで出会ったカティヤに心を奪われる。 実はカティヤはスパイで、ミーシャと協力してソ連の機密情報をアメリカに流していた。
1992年モスクワ。 ローレンは政治記者のマリナ・リンスカヤ(アンチュ・トラウェ)の取材を受ける。 マリナはカティヤの名前を知っていた。 ローレンはマリナと食事を共にすることにした。(過去)カティヤはアレクサンドルの家を訪れ、食事を御馳走になる。カティヤの両親は反スターリン主義を掲げ、11歳の頃に殺されていた。 アレクサンドルはカティヤの悲しみを慮った。
ローレンはマリナと共にカティヤの足跡を辿ることにした。 モスクワ公文書館を訪れ、資料を確認した。 そして、ミーシャがカティヤの上司だったことを知る。(過去)カティヤは心優しいアレクサンドルに惹かれながらもスパイの活動を続け、アレクサンドルが持っている機密文書を確認した。
アレクサンドルのことを本気で愛していたカティヤは、彼を破滅させることを拒んだ。全てを捨てる覚悟で、彼との結婚を決める。(現在)ローレンとマリナは惹かれ合い、キスをした。
ローレン達はミーシャの元を訪れた。 しかし、ミーシャは何も話そうとはしなかった。 ローレンは画廊のパンフレットを置き、話したくなったら連絡が欲しいと頼んだ。ミーシャは苛立ち、怒鳴りながらローレン達を追い出した。
カティヤはアレクサンドルを裏切りたくはなかった。 しかし、ミーシャはカティヤを手放そうとはしなかった 。カティヤはスパイ活動を続けなければならない状況に苦しめられる。そんな中、アレクサンドルはアメリカへの和平使節団の1人に選出される。


過去と現在が行き来する作りですね。
監督はシャミム・サリフ、作品を見るの初めての女性監督です。
主演はレベッカ・ファーガソン、「ドクター・スリープ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/12/20/060000 に出演していました。美しい好みの女優さんです。
サム・リードは、「切り裂き魔ゴーレム」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/09/01/180000 に出演していました。
アンチェ・トラウェは、「クリミナル 2人の記憶を持つ男」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14772123 に出演していました。


物語はソ連時代の東西の暗躍を描いています。 アレクサンドルは美しい女性・カティヤに一目惚れしてしまいました。 しかし彼女はアメリカのスパイであり、ソ連の重要機密をアメリカに流している役目を持っていました。しかしいつしか彼女もアレクサンドルを愛するようになっていき結婚をしてしまいます。しかし・・・


今作はそういう時代だったという悲しい側面を描いていますね。 東西冷戦の裏には、こういう面には出ないある意味情報戦が行われており、逆にそいうとこれがあったから全面戦争ににはならなかったのかもしれませんね。

映画としてはレベッカが二役をすることで、ちょっとわかりづらい作りになっている気がしますが、女性監督ならではの優しい出来かもしれませんね。


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