anttiorbの映画、映像の世界

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カサンドラ・クロス


ジュネーブにあるI・H・0(インターナショナル・ヘルス・オーガニゼーション=国際保健機構)に、3人の男が侵入してきた。 彼らは、スウェーデンの過激派ゲリラで、アメリカの秘密生物研究セクションを爆破しようとしたのだった。 しかし、ガードマンに気づかれ、すぐに射撃戦になり、一人は射殺され、残る二人は、様々な細菌類が研究開発されている“危険な”部屋に逃げこんだ。
そして駆けつけた警備員に、一人が射たれて倒れた拍子に、薬のビンを割ってしまい、中の液体が飛び散ってしまう。 そして無傷の男は、壊れた窓から逃走をしたのであった。
残されたゲリラを診察したスイス人女医エレナ(イングリッド・チューリン)は、割れたビンにアメリカが秘密裡に研究していた伝染性の細菌が入っていたことをつきとめた。 緊急事態の発生で、アメリカ陸軍情報部のマッケンジー大佐(バート・ランカスター)が乗り出し、感染して逃げたゲリラの行方を調べ始める。
事は大変な重要事態になっていく。 空港、その他の逃走経路を調べて行くうちに、大佐はストックホルムジュネーブ間の大陸縦断列車に乗り込んでいるしかないという事になっていった。
腕時計のセールスマン・ヘルマン・カプラン(リー・ストラスバーグ)は、全商品を持って国外で勝負をかけようと、列車に乗りこんだ。 一等車に乗ろうとした時、横から神父のハリー(O・J・シンプソン)が切符を買いに来た。 係員はなぜかハリーに神父様だから2等車の料金で1等車へどうぞと言う。
医師のチェンバレンリチャード・ハリス)もこの列車に乗っていた。 さらに先妻で、作家のジェニファー(ソフィア・ローレン)もこの列車に乗っていた。 二人はくっついては離れを繰り返している。 
しかしこの列車には、やはり生き残り逃亡したゲリラの男(ステファノ・パトリッツィ)が乗っていた。 彼は荷物者に乗りこみ、乗客の飼っている犬の水をむさぼるように飲んでいた。 彼は発症し始めているのだった。
一方大佐は、列車の乗客名簿にチェンバレンの名があるのを見つけた。 そして列車と連絡を必死に取り彼に応援を要請しようとするのだった。
ようやく彼と話し、事件の概略を説明するとともに車内に潜んでいるゲリラを捜させることを頼むことができたのだが、マッケンジー大佐は、もうある考えのもと行動に出ていたのだった…

サスペンス作品で、今までなかなか見る機会の無かった今作でした。40年前の時代背景という事ですが、舞台設定はスイス、永世中立国で起こったスウェーデンゲリラのバイオテロ事件ですね。
物語は閉鎖空間の列車内で起こる逮捕劇からの、隔離、そして非情な感染者の始末を描いています。 感染率が高く、どんどん空気伝染していく感じですが、基本接触している人間がどんどん発症していくんですね。
この時点では解毒剤は無いようで、エレナというスイスの医師が、必死に何とかこの対策に当たっている光景が描かれています。 普通こういう化学兵器、細菌兵器は、すぐにバイオハザードを起こす恐れがありますから、開発と解毒はセットだと思うんですが、たびたび治癒不能の細菌が外部に流出する流れですね。
復活の日」は、それが究極で、人類滅亡寸前まで行ってしまっていますね。 しかし今作は、おそらく初めから乗客の命はいろんな観点から諦めている感じが漂っています。
リチャード・ハリスソフィア・ローレンの二人が中心ですが、この乗客の面々がなかなか濃いキャストですね。 びっくりしたのがマーティン・シーンですね。 息子のチャーリー・シーンそっくりで、若いころはチャーリーをちょっと太めにした感じでした。 すぐ親子とわかりますからね(^^)
なかなか最後の橋のシーンは迫力がありますね。 そして一件落着と言いながら部屋を出ていく大佐の後ろから、聞こえてくる会話も不気味でした。

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元夫婦のこの二人が乗り合わせていた

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そして列車に乗り込んでくる部隊

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パニックを起こす乗客たち

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列車から脱出を試みる

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少女を庇い撃たれる“神父”

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