anttiorbの映画、映像の世界

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その瞳に映るのは

2021年作品、オーレ・ボールネダル監督、アレックス・ホイ・アンダーセン ダニカ・クルチッチ オーラフ・ヨハネッセン スーセ・ウォルド出演。

1945年2月。デンマークユトランド半島は、第二次世界大戦下であることを忘れさせるほどに、平穏な時間が流れていた。 結婚式に向かう3人の村娘がタクシーに乗り込みはしゃぐ。 車内は幸せに包まれ平和そのものだった。 田舎道を朝取りの卵を自転車で運ぶ少年・・・。 うるさいエンジン音と悪路のガタゴト音に、上空からの異音はかき消され、運転手が気づいた時には、イギリス空軍の奇襲により機銃掃射される。 3人の娘が着た白いドレスは血に染まり、運転手も死亡してしまった。

卵を運ぶ少年は上空からの異音に気がつき、空を見上げると低空で飛行する戦闘機が飛び去って行く。 少年は緩やかな坂道の先にただならぬ不安を感じながら進み、やがて開けた草原に出ると、彼の目の前には炎上する自動車が停車していた。 恐る恐る近づいた少年が車内を覗き込むと、中で4人の遺体が焼かれていく様を目撃してしまい、自転車を乗り捨て逃げた。
村はずれの家にスヴェン(Casper Kjær Jensen)という男がフレデリック(アレックス・ホイ・アンダーセン)を訪ね、かくまって欲しいと哀願する。 しかし、フレデリックは立場的に助けられないと拒み、“シェルハウス”で会おうと言う。 スヴェンはフレデリックから借りていたという金を返し、不安げに去っていく。 家の中へ戻ったフレデリックは朝食を食べ始める。 そんな彼を見ながら父は妻に「こいつはお前が産んだ子ではない。 恥を知れ」と、母国を裏切り“HIPO(予備警察)”に入ったフレデリックを罵る。
一方、コペンハーゲン市街では母親(Malene Beltoft Olsen)に連れられ買い物にきたエヴァ(Ella Josephine Lund Nilsson)が、母から乳母車の赤ん坊を見ているよう言われ店の外で待っていた。 しかし、人が行き交う通りで異変が起きる。 シェルハウスに向かうスヴェンだが、2人の男が呼び止め名前を確認すると「多くを知りすぎた」と射殺されてしまう。 エヴァはその一部始終を目撃し、呆然としてしまう。慌てて店から出てきた母はエヴァの目を隠し、その場を去っていく。
燃えさかる自動車の中で、焼かれていく人を目撃してしまった少年ヘンリー(Bertram Bisgaard Enevoldsen)は、そのショックから失語症となり、広々とした場所や空を恐れるようになっていた。 ヘンリーの母(Maria Rossing)は息子を医師(Morten Suurballe)に診せるため病院へ行くが、医師は原因を探るため彼が体験したことを聞こうとしても、必死に話そうとしても言葉を発せられない。 すると医師は突然声を荒げて「しっかりしろ!男になれ!」と恫喝しし、医師は多少の恐怖が時には最善の治療法だと母にいうのだった。

監督はオーレ・ボールネダル、「ポゼッション」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/13371412 を記事にしています。
フレデリック役はアレックス・ホイ・アンダーセン、初めて見る俳優さんです。
少女リモールの母親役でダニカ・クルチッチ、「特捜部Q キジ殺し」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15397384 に出演していました。

このデンマーク起こった悲劇、壮絶でしたね。 もちろん第二次対戦中に起こった、戦争内での出来事ですが、ナチの拠点は、デンマークにもあり、どうやら国は二分されていたことがわかりますね。 しかし冒頭の悲劇にしても、この学校の誤爆にしても、イギリスの戦力不足における、未熟なパイロットの犯した過失ですよね? これは酷いことですが、まあ、そもそも戦争というのはこういう、一般人もどんどん巻き込んでいく、そんな最悪の状況に陥っていくんですね。