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ステイ

2005年作品、マーク・フォースター監督、ユアン・マクレガー ナオミ・ワッツ ライアン・ゴズリング ケイト・バートン出演。

精神科医のサム(ユアン・マクレガー)は、謎に満ちた若い男性患者ヘンリー(ライアン・ゴズリング)を担当することになる。 彼は、自分の誕生日に自殺するとサムに予告する。 画家であり、サムと同棲しているライラ(ナオミ・ワッツ)はサムの元患者でかつて自殺未遂をおこしている。

ライラの不安定な精神状態はサムの精神的負荷でもあり、彼女を愛していて結婚指輪も買っているのに、渡せないままずっと握り締めていた。 そして、ヘンリーが憧れている画家が、18歳の時にあと3年生きると言い残し、自分の作品を全部焼いて自殺した話をサムにする。

サムが盲目のレオン博士(ボブ・ホスキンス)と会っている時に、ふいにヘンリーが現れる。 博士を見たヘンリーは、博士が自分のせいで亡くなった父親だと主張するが、博士には子供がいなかった。 その日を最後にヘンリーは行方不明になる。 

サムが彼のアパートを訪ねると、壁一面に「Forgive Me(許してくれ)」と書かれていた。 ヘンリーの精神状態が尋常でないことが分かり、サムの不安はますます広がる。そこから、サムの身に不可解なことが起こり始める。 ヘンリーの母親に会うが彼女はすでに他界していることがわかり、ヘンリーの恋人を訪ねた後、螺旋階段を踏み 外しどこまでも落ちていく…と思いきや、再びヘンリーの恋人の前でさっきと同じセリフが聞こえてくる。 教えても らった本屋には、ヘンリーが描いたという絵が飾ってあった。ブルックリン橋の絵。 それは、サムのオフィスと自宅 に飾ってあるライラが描いた絵と同じだった。 サムはもはやヘンリーの潜在意識の迷路から抜け出せなくなっていた 。 サムはヘンリーに誘われるように、ブルックリン橋へと向かう。

監督はマーク・フォースター、「プーと大人になった僕」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15692092 が近作となります。
主演はユアン・マクレガー、「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/04/04/060000 に出演していました。
ナオミ・ワッツは、「ガラスの城の約束」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15984968 を記事にしています。
ライアン・ゴズリングは、「ファースト・マン」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15872783 に出演していました。

このお話はなかなか凝っている印象を受けました。 精神科医という人間の内面を扱う仕事の難しさを逆手に取ったお話に思えましたね。 このヘンリーという人間が実際にいるのか? 幻なのではないか?そんな疑問と共に進行していきますが、あのラストは、この話の進行の主役が全く違っていた、そういう解釈をしましたが。

 

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