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ガラスの城の約束

2017年作品、デスティン・ダニエル・クレットン監督、ブリー・ラーソン ウディ・ハレルソン ナオミ・ワッツ マックス・グリーンフィールド出演。

1989年。 『ニューヨーク・マガジン』 で活躍する人気コラムニストのジャネット・ウォールズ(ブリー・ラーソン)は、富裕層が集まるマンハッタン、パークアベニューの瀟洒なアパートメントにファイナンシャル・アドバイザーである恋人デヴィッド(マックス・グリーンフィールド)と暮らしながら、順風満帆な毎日を送っている。
そんなある日、ジャネットは車道に飛び出してきたホームレスの男性に遭遇。 彼はストリートで自由気ままに暮らす彼女の父・レックス(ウディ・ハレルソン)だった。
ジャネットは知らないふりを装いながらも、何もかもが規定外だった父と母との記憶を呼び覚ましていくのだった。
レックスはいつか家族のために “ガラスの城” を建てるという夢を持つエンジニア、母親のローズマリーナオミ・ワッツ)は売れない画家。 彼らは定職につかず理想や夢ばかりを追い求め、自由気ままに暮らしていた。 物理学や天文学などを教えてくれるレックスは、幼い頃のジャネットたち兄弟にとってカリスマ的な存在であり、聡明なジャネットのことを彼は “チビヤギ” と呼び、愛情を注いでいた。
だが、仕事が上手くいかないレックスは次第に酒の量が増え、家で暴れるようになっていく。 やがて、高校生になったジャネットは大学進学をきっかけに、ニューヨークへと旅立ち、両親との関係を断とうとするが…

アルコール中毒、それもこの作品のテーマでもありました。
監督はデスティン・ダニエル・クレットン、ラーソンの主演作の 「ショート・ターム」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12855242.html を撮っています。
そしてウディ・ハレルソン、「記者たち 衝撃と畏怖の真実」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15924464.html は執念の記者役でした。

物語は、ニューヨークで成功した女性・ジャネットの自伝的お話ですね。 彼女の生い立ちはなかなかハードでした。 画家の母親と、エンジニアの父親、普通なら何の問題もない家族ですが、自由奔放な母親に、アルコールに逃げてしまうと、手がつけられない父。 彼女は次女なんですが、一番のお気に入りの存在でした。
“チビヤギ” といわれるくらい溺愛していましたが、だからこそ父の事が好きな反面、一番いやなところがわかっている娘でした。
父の自由奔放な生活に振り回される家族、ある山の中の廃屋のようなところに引っ越した家族に父は、ここをガラスの城にしようと夢を語り、設計図を見せるんですね。 家族は盛り上がり、貧乏生活も何とか我慢して行きますが。

今作は実際のジャネットの回想録ですね。 家族との絆か、それとも新しいセレブの生活か? ある意味彼女の人生の大きな分岐点の時を、いままでの人生を振り返りながら、決めていく、家族というのはそう簡単に縁を切ることは難しいんだな、改めてそう感じた作品でした。

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婚約者とセレブ生活に入っていこうとするジャネット

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しかしホームレスのような父が現れる

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父とは母普通の思考ではない

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そして廃屋のような家に引っ越してくる

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ガラスの城を建てると言う父だったが

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