2022年作品、井上昭監督、中村梅雀 柄本佑 中村玉緒 本田博太郎 安藤サクラ出演。
裏店の⻑屋で筆づくりの内職をして糊口をしのぐ浪人・小谷善左エ門(中村梅雀)は、同じ⻑屋に住む船頭の吉蔵(柄本佑)から、一緒に暮らすお峯(安藤サクラ)の様子を見張るように頼まれていた。 元は船宿の女将と抱え船頭だった 2 人は、密通のうえ駆け落ちしてここで隠れるように暮らし始めたものの、やがてお峯は退屈な日々に虚しさを感じ始める。 気晴らしのため川向こうへと架かる橋を渡ってみたい...との思いに駆られるお峯と、居場所が露見することを危惧して「橋を渡るな」と厳命する吉蔵。
すきま風が吹き始めた 2 人の様子を、善左エ門はかつての自分と、自らの手に掛けてしまった妻の姿に重ねあわせて見守っていたのだが...。 覚悟を決めたお峯、暴走する吉蔵、心の叫びを上げる善左エ門。 橋の袂で3人の切ない思いが交錯する。
監督は井上昭、記事にした作品はありませんでした。
主演は中村梅雀、「孤狼の血 LEVEL2」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/08/27/060000 に出演していました。ある意味大きな鍵を握る役でしたね。
柄本佑は、「真夜中乙女戦争」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/01/26/060000 に出演していました。
安藤サクラは、「妖怪大戦争 ガーディアンズ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/08/19/060000 に出演でした。今作は珍しく夫婦で出演ですね。
52分の短い作品、「日本映画専門チャンネル」制作の今作、原作は藤沢周平ということで、中編の映像化ですね。 藤沢周平作品は、映像化される作品が多く、どれも味がありますね。
今作は短い作品で登場人物も少ないのですが、題名の“殺すな“の意味が3人の関連性に絡んでいて、なかなか面白かったですね。 地味な色合いですが、見応えがあり劇場公開されたのがわかる気がします。