2021年作品、ブライアン・アンドリュー・メンドーサ監督、ジェイソン・モモア イザベラ・メルセド マヌエル・ガルシア＝ルルフォ ラザ・ジャフリー出演。
ペンシルベニアの夜の街中で、警察の追跡に追い詰められたレイ（ジェイソン・モモア）。 スタジアムの屋上でFBI捜査官サラの説得を受ける彼は「こんなはずじゃなかった」と言い残し、川へ飛びこむ。
数年前、レイは家族3人での思い出作りに、妻と娘を連れ、山でキャンプをしていました。 夢のようなひと時もつかの間、ほどなくして妻、アマンダ（アドリア・アルホナ）のガンは深刻な状態に陥っていた。 ガン治療には「インファーマム」という高額な薬が必要だった。 既にこれまでの治療費で生活が困窮していたレイは「スペロ」というジェネリック薬に希望を見出したものの、「インファーマム」の販売元であるバイオプライムという製薬会社が製造元に圧力をかけたことで販売が延期になってしまう。時を同じくしてバイオプライムのCEO、キーリー（ジャスティン・バーサ）がテレビ出演していた。 彼と対談するモーガン下院議員（エイミー・ブレネマン）は、大手製薬企業の利権によって薬の価格が不当に吊り上げられていると語る。
テレビを観ていたレイは、「ジェネリック薬の販売を延期されたことで、妻の治療費が払えず、死んでしまう」と電話をした。 キーリーはレイの批判に対し、まともに取り合わなかった。 レイは「妻が死んだらお前を殺す」とだけ言い、電話を切る。
病状が悪化していくアマンダはレイと娘のレイチェル（イザベラ・メルセド）が看取る中、静かに息を引き取った。 それから6ヶ月後、悲しみが癒えぬまま、怒りに任せてジムでサンドバッグを殴るレイ。
そんなある日、ベネット（ネルソン・フランクリン）という記者からバイオプライムには犯罪が絡んでいるという連絡を受ける。 ベネットに電話で指示される通り電車に乗り込み、駅を降り、彼の後を追いかけるレイ。 その後をレイチェルが追いかける。
ベネットはキーリーが黒幕であり、ダミー会社を通して行った賄賂収賄の証拠にたどり着いていた。 レイが取材の依頼を断ろうとした途端、ベネットは謎の男に刺殺されてしまう。
ちょっとオチが変わっていましたね。
監督はブライアン・アンドリュー・メンドーサ、初監督でしょうか？
主演はジェイソン・モモア、「アクアマン」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15874175 が代表作ですよね。
娘役はイザベラ・メルセド、母方の姓に改名しましたが、「ボーダーライン：ソルジャーズ・デイ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15766852 に出演していました。 まだ“モナー“姓でしたが、小柄ですが演技のできる女優さんでしたね。
物語は幸せな三人家族に悲劇が襲います。 妻のアマンダが癌に犯され、どんどん進行していきます。 あらゆる手が尽くされ、もう手立てがない状態の時に朗報が入ります。 スペロというジェネリック薬が承認されると、金銭的な負担も楽になり進行を止められる希望が出てくると聞かされるのです。 しかしそれはバイオプラム社の横槍で頓挫してしまい、アマンダは亡くなってしまいました。
CEOのキーリーがテレビ出演で槍玉に上がっていたときに彼は直電をかけ、抗議をしますがのらりくらりかわすキーリーに、毒づいてしまいます。
悲しみの父娘でしたが、ジムでやり場のない怒りをぶつけていると、レイの元に一連のバイオプラム社には犯罪の匂いがするという密告で、記者が会いたいという連絡でした。 半信半疑で会いにいく例ですが、そこに殺し屋が現れ、記者のベネットは殺され、レイも刺されてしまうのでした。 それを父の後をつけてきたレイチェルも目撃し巻き添えを食ってしまいます。
今作はモモア主演ということで、アクションと無敵の強さを期待しますが、中盤はそういうシーンもありますが、どんでん返しが待っています。 イザベラ・メルセドはアクション女優になっていくんでしょうか？ 小柄ですが、期待したいところですね。
