2021年作品、チェン・ウェイハオ監督、チャン・チェン チャン・チュンニン クリストファー・リー ソン・アンク出演。
2032年、大企業であるワン・コーポレーションのワン会長(Samuel Ku)が自宅で殺された。 現場には妻のリ・イェン(ソン・アンク)が気を失って倒れていた。 意識が戻ったイェンに警察が話を聞いたところ、会長を殺したのは前妻の息子のティンヨン(Hui-Min Lin)だということだった。
1年前、前妻のスージェン(Baijia Zhang)は自宅から飛び降り自殺した。 ワンはすぐに若いイェンと再婚した。 ティンヨンは母親が死んだのは、父親のせいだと恨んでいたのだった。 しばらく行方不明だったティンヨンは、急に夜中に実家に戻ってきて、奇妙な儀式の後、父親を撲殺したというのだった。
ガンで余命僅かな検察官のチャオ(チャン・チェン)は、事件を担当させてくれと、上司に願いでる。 死ぬ前に少しでも働いて、妻とお腹の中の子供に金を残したい。 刑事である妻のアバオ(チャン・チュンニン)は、そんなチャオが心配だった。
自殺した前妻のスージェンのことを調べるうちに、彼女が精神を患い、ある闇魔術に没頭していたことが判明した。 それは死んで魂だけ現世に残り、恨みを持つ相手に復讐するという呪いだった。
実際、スージェンが死んだ後、ワン会長は脳腫瘍になり、会社の経営も傾いた。 非科学的だとチャオは相手にしなかったが…
今作は、呪い、最先端の技術が混在するお話ですね。
監督はチェン・ウェイハオ、「目撃者 闇の中の瞳」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15349902 も面白かったです。
主演のんさつかんチャオ役はチャン・チェン、「MR.LONG/ミスター・ロン」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15323004 は最高でしたね。邦画でも活躍している俳優さんです。
妻役はチャン・チュンニン、「シルク」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15936857 にチャン・チェンと共に出演していましたね。
クリストファー・リーは、監督の上記作品にも出演していました。
物語は、病気療養中の大企業の会長が殺されます。 横に若い妻のイェンが気を失っていて、何者かに襲われた感じでした。 すぐに犯人の捜査が始まり、ワン会長の息子で今は別に暮らしているティンヨンが浮かび上がってきます。 そして、検察官で末期癌のチャオが捜査を担当しますが、妻のアバオも同じ操作に参加して陰ながら夫を支えています。 そしてティンヨンは逮捕され罪を認めますが、本当にそう七日? 事件は思いがけない方向で動き始めます。
今作はまず自殺した前妻の呪いから始まります。 しかしここに不倫が絡み合い、さらには最先端の治療技術、そしてある特殊な手術で、人格、記憶の移植、どんどん衝撃的な事実の連続であのラスト。 でも本当に誰が幸せを掴むのか? 複雑な心境に最後なっていく、そんな物語ですが、面白かったですね。