2018年作品、ピエール・モレル監督、ジェニファー・ガーナー ジョン・オーティス ジョン・ギャラガー・Ｊｒ フアン・パブロ・ラバ出演。
ロサンゼルスで慎ましくも平凡に暮らしていた主婦ライリー・ノース（ジェニファー・ガーナー）。 クリスマスにほど近い12月21日、一人娘カーリー（ケイリー・フレミング）の誕生日パーティを開くも、高級住宅街に住む、カーリーの同級生の母親、ペグ（ペル・ジェームズ）に嫌がらせを受け、娘の誕生日パーティを台無しにされてしまう。 それを気の毒に思ったライリーは夫であるクリス（ジェフ・ヘフナー）と共に、遊園地へとカーリーの誕生日を祝う為に出かけたのだが、そこで今まで送ってきた生活を一瞬にして奪われてしまう。
夫の友人であるミッキー（クリス・ジョンソン）が持ち掛けた麻薬密売組織の金を持ち出す計画に協力すると一度は首を縦に振った事で、クリスは麻薬密売組織に命を奪われ、見せしめとして、たまたまその場に居合わせたカーリーと共に殺され、ライリーもまた銃撃を受けて重傷を負う。
ほどなくしてライリーは目を覚ますも、そこで待ち受けて居るのは非常な現実。 事件の捜査には真面目に取り組む人間はおらず、なんとか彼女の証言を基に実行犯の3人を法廷の場へ引きずり出すも、警察に判事、弁護士と社会の隅々にまで、麻薬密売組織を束ねるガルシア（フアン・パブロ・ラバ）の手に落ちた人間が蔓延っており、予備審問の結果、襲撃の実行犯たちは保釈され、ライリーは精神科病院への入院措置を言い渡されてしまう。
その事実を受け止めきれず、またろくでもないと噂される郡立の精神科病院に移送される話を盗み聞いたライリーは隙を見て、救急車から逃げ出し、忽然と姿を消した。
それから5年後。 観覧車に見せしめとして吊るされた3人の遺体はライリーの夫と娘を撃ち殺した実行犯3人組だった。 そこから次々と事件の関係者たちが殺される事件が発生。 実行犯の弁護を引き受けた弁護士は溺死し、実行犯を保釈し、ライリーに入院措置を下した判事は爆死。 そして続々とガルシアの部下達が虐殺されていく。
復讐ものですね。
監督はピエール・モレノ、「ザ・ガンマン」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/13885488 が近作ですが、「96時間」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/8264590 が大ヒット作でしたね。
主演はジェニファー・ガーナー、「シークレット・ルーム」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/03/05/180000 で妻役をしていました。
ガルシア役はフアン・パブロ・ラバ、今作で初めて見る俳優さんですね。
モイゼス刑事役はジョン・オーティス、「アド・アストラ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/10/01/060000 に出演していました。
物語は3人家族の幸せな生活から始まります。 しかし、娘はお高い同級生の母親から難癖をつけられます。 娘のカーリーは母のライリーに「殴らないの？」と言いますが、それはやってはいけないことと諭します。
一方夫のクリスは友人のミッキーに何かを誘われていました。 どうも大金が動く話のようですが、気乗りがしない感じでした。
その日はカーリーの誕生日、しかしペグというお高い女が邪魔をして、誰も誕生会に来ませんでした。 仕方なく親子3人で遊園地に行きますが、そこでクリスが殺され、カーリーが巻き添えを食って死んでしまいます。 裁判でもおかしな判決が出て、ライリーは救急車から逃げ出し姿を消します。
今作は復讐ものですね。 冒頭にカーマイケルという担当刑事が出てきて、心配そうにライリーを気遣いますが、彼女はそれを振り払って逃走するんですね。 実はここが伏線になっているのが、なかなか気づきにくいところですね。
私は十分面白く、形を変えて彼女のその後が見たいところですがね。
この幸せが
この男がすべてを壊す
そして警察の捜査もおざなりに
そしてライリーの
復讐が
開始される
