anttiorbの映画、映像の世界

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ザ・ガンマン

2015年作品、ピエール・モレル監督、ショーン・ペン主演。

ジム・テリア(ショ-ン・ペン)は特殊部隊の兵士として様々な作戦に参加してきた。 2006年にはコンゴ民主共和国で治安維持のための部隊に従軍していた。 ジムは現地の病院で働くアニー(ジャスミン・トリンカ)と恋に落ちた。
コンゴは内戦で崩壊の危機に瀕していたが、鉱山経営を行う大企業がコンゴで利益を上げ続けていた。 コンゴの鉱業大臣はその大企業がコンゴの企業に対し公正ではない契約を結ばせていると批判した。 そして大臣はすべての契約を見直すことを発表した。
利益の減少を怖れた大企業はジムが率いる部隊を雇い、大臣の暗殺を依頼する。 実行する役目は、直前まで知らされていなかった。 それは、フェリックス(ハビエル・バルデム)が指示することになっていて、彼はジムを指名した。 彼はマンションの一角からターゲットを狙撃し、命中させる。
しかしジムは、アニーの事をフェリックスにお願いし姿を消すのだった。 それは、実行犯が国外退去と決められていたからだった。
それから8年後、血塗られた過去を贖うようにひっそりと暮らしていたジムだった。 彼は再びコンゴに来ていた。 NGOとして、井戸を掘っているのだった。
現地の若いメンバーを率いて、この国の発展に影なら手を貸しているのだった。 
ある日突如として何者かに命を狙われるジム。 3人の暗殺犯は皆黒人で、彼は3人とも撃退するのだが、殺し屋たちは血液を採取するケースさえ持っていた。 疑いなく彼を殺し、血を取って証明するためだった。
ジミーは、真相を探るため、一緒に仕事をした仲間を訪ねロンドンに飛ぶ。行った先は実業家で成功をしているコックス(マーク・ライランス)だった。 彼は全くわけがわからないと言い、あの時の交渉役は、フェリックスだと言い、彼はバルセロナにいると言う。
ジミーはバルセロナに行く前に、友人のスタンリー(レイ・ウィンストン)を訪ね、武器とアジトを世話してもらう。 しかしフェリックスはなんとアニーと結婚しているのだった…

ショーン・ペンを主演に据えて、「96時間」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/8264590.html を監督したピエール・モレノがアクション映画をまた撮りました。
物語は、特殊部隊にいたジムが、仲間と組んで、傭兵、また汚い仕事を受け合う仕事をコンゴでするところから始まります。 しかしそこで人道支援をしていたアニーと愛し合うようになってしまうんですね。 それを同じ仲間のフェリックスが横恋慕しているというちょっと難しい関係。
仲間も濃い奴らが揃っているんですが、結局実行犯のジムが一番精神的にも、その後のリスクも背負って行ってしまいます。 特に、フェリックスと、コックスは、大出世をしていて、金に不自由はしていないようです。
そんなジムが8年経って襲われるんですね。 さっそく昔の仲間を訪ねて行くんですが、どうやら誰かが怪しいと言う展開になります。 もちろん、命を狙われたからって、警察に駆け込めない、過去に傷のある連中、特にジムは、それはタブーですね。
もう自分しか頼りにならない。 唯一信じられる友はいますが、彼の身にもある重大なことも起きます。
ヒロインにはジャスミン・トリンカ、見たことのある女優さんですが、本作で初めて印象づきました。
ノンストップアクションともいえますが、ショーン・ペンの独特な間が、落ち着きを醸し出していて、また違った凄味を感じる作品でした。

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再び来たコンゴで襲われるジム

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スタンリーに助けを求め

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フェリックスのところへ

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そしてアニーと再会

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しかし襲われ彼女と脱出

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