2019年作品、イ・ジョンオン監督、ソル・ギョング チョン・ドヨン キム・ボミン ユン・チャンヨン出演。
2014年4月16日...この世を先に去った息子スホ(ユン・チャンヨン)への恋しさを抱きながら生きるジョンイル(ソル・ギョング)とスンナム(チョン・ドヨン)。 やがて1年にたった1日だけのスホの誕生日が近づいてくる。 母スンナムは主役不在の誕生日は息子がいない現実を認めるようで怖くてたまらない。
一方、ある事情により息子が亡くなった日に父親としての役目を果たせなかった父ジョンイルは、家族に対して罪悪感を抱えたまま、あの日から2年後に韓国に戻ってくる。彼にとってすべてが見慣れない現実の中、家族と一緒にスホの誕生日を迎えるが...。
これは実際にあったあの沈没事件のドラマですね。
監督はイ・ジョンオン、長編作品第1作ですね。
主演はソル・ギョング、「悪の偶像」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/07/06/060000 が近作ですが、今作は悲しい父親役をしています。
妻のスンナム役はチョン・ドヨン、実は彼女の出演名作を見ていますが、それも実際にあった事件の主人公でした。 もう少し記事は先になります。
物語は一人の男が家に帰ってきました。 しかし妻はよそよそしく、家に入れることを拒否します。 仕方なく彼・ジョンイルは妹一家のところに身を寄せますが、スーパーで働く妻と娘、娘は母親がいない時は寂しく過ごしていて、父がいてくれるのは嬉しく思っていますが、妻のスンナムは離婚届を出してきます。
スンナムの最愛の長男は、あのセウォル号沈没事件で亡くなっていて、その時ジョンイルは、会社の仕事でベトナムにいました。 そしてすぐに帰ることのできない状況下にいたのですが。 そして彼女は夫のためにどうしてもお金がかかっていました。
亡くなったのは長男のスホだけでなく同じように亡くなった遺族が集まり、定期的に会合をして、教室の一室を犠牲になった子供達のための一室にしています。 そして遺族の会のメンバーは補償金を基本受け取っていません。
今作は、あの大きな悲劇の沈没事件が元になっています。 日本でも大きく報道され、韓国はあの時日本の協力を確か断っていましたね。 日本がどこまでできたかはわかりませんが、政府の対応が大きく遅れて、確か政権がどんどん支持を失っていたと思います。
このスホと言う少年は、母思い出あり、父のことが好きで、妹を愛していた。 さらには友達からも慕われ、最後は同級生の女の子を助けて、自ら犠牲になって亡くなりました。 悲しい事件を題材にした作品、誕生会は号泣するシーンでした。
やっと帰ってきたジョンイル
そして悲しみに暮れるスンナム
母と娘の二人で長いこと暮らしていた
妹のイェソル
遺族の会に
そして妻もだんだんと気持ちが変わり
誕生会を開く