anttiorbの映画、映像の世界

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ルシッドドリーム/明晰夢

2017年作品、キム・ジュンソン監督、コ・ス ソル・ギョング パク・ユチョン カン・ヘジョン出演。


大物政治家キムの裏金問題を暴いた記者のテホ(コ・ス)は妻を早くに失い、息子のミヌ(キム・ガンフン)を周囲の力を借り育ててきた。 休日、ミヌと共に遊園地を訪れたテホは途中、カメラで自分たちを撮る老人や、ぶつかってきた青年を訝しく思うものの、2人は楽しい時間を過ごした。
そして、息子がメリーゴーランドに乗ると言い、その姿を見守るテホだったが、ほんの一瞬目を離した隙にミヌの姿が見えなくなってしまう。 さらに自身も睡眠薬を注射されたかのように意識が昏倒し、その場に倒れてしまった。
3年後、未だにミヌは見つからず、身代金の要求すらもないことから、犯人自身が犯罪を暴いた人間たちの誰かではないかと疑うテホは、政治家などに殴り込みをかけ問題を起こす日々を過ごしていた。
3年間捜査を続けているソン刑事(ソル・ギョング)から話しを聞くも進展がなかったことに苛立つテホ。 行方不明者捜索サイトに載せられていた、はっきりとした意識を持ったまま夢を見る、いわゆる「明晰夢」がFBIでは捜査に流用されているという事実を知る。
明晰夢の研究をしているのが知人のソヒョン(カン・ヘジョン)であることを知ると、テホはソヒョンに協力を求める。
夢の中に自身が見落とした記憶が眠っていることに期待するテホは、夢の中で3年前の遊園地を再体験しているうちに、自身の記憶に存在しない「男」を見かけ彼を追いかけまわす。 が、記憶の中に存在しない行動を取ったことで夢から醒めてしまった。
テホは「男」のことをソヒョンに話すと、彼女はその「男」は「This man」と呼ばれ、多くの人の夢の中に現れる特殊な存在であり、気にするべき相手ではないと言われる。
その後もテホは幾度となく明晰夢に入り、事件の日と同じ行動を取りつつ周りを観察し、徐々に事件の様相を掴み始める…


これはなかなか面白いですね。
監督はキム・ジュンソン、監督1作目ですね。
主演はコ・ス、「復讐のトリック」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/05/04/180000 が近作ですね。
ソル・ギョングは、「殺人者の記憶法」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15383284 は面白かったです。別バージョン https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/12/01/180000 もあります。
カン・ヘジョンは、「オールド・ボーイ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14803250 に出演していましたね。


物語は、妻を亡くしたシングルファーザーで、大物政治家の裏を暴く記者のテホが遭遇した誘拐事件でした。 一瞬の隙をつかれ、計画的に誘拐され、3年の月日が流れました。 一切身代金の要求がないことから、テホが告発した政治家の復讐だと思っていましたが、手掛かりが一切ありませんでした。
担当刑事のソン刑事は、一生懸命動いていますが、謎多き事件で、そんな時テホは夢の中に入るという方法を知ります。 “ルシッドドリーム” といって、夢の中に入り、その時の情景を思い出し、手掛かりをつかむ方法でした。 研究しているのがソヒョンという知り合いだったので、何度も挑戦する中、なぜか見知らぬ男が目につきます。 通称:ディスマン、この方法でたびたび現れる男で、特に介入する必要のない不思議な存在でした。 しかし実際にその男を見かけてしまうのでした。


今作は、なかなかミステリーとしても面白いですね。 ラストシーンも夢では?と思わせるちょっとスリルがありましたが。


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息子を捜索するテホ

 

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ソヒョンが研究しているルシッドドリーム

 

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そしてそれをソン刑事に話す

 

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そして何度も夢の中に

 

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謎の男

 

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しかし彼は現実にいた

 

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そしてとうとう夢の中で対決

 

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