2020年作品、佐藤快磨監督、仲野太賀 吉岡里帆 余貴美子 柳葉敏郎出演。
雪の降る秋田県男鹿市にある寂れた港町。娘が生まれ、現実を見据える妻のことね(吉岡里帆)と違い、たすく(仲野太賀)はいつまでも父親の自覚を持つことができずにいた。
そんなたすくに、すっかり愛想を尽かすことね。 父親らしさを証明できれば、ことねは許してくれるはず。 そう考えるたすくだったが……。
大晦日の夜、“悪い子はいないか”とナマハゲたちが男鹿の街を闊歩する。 その最中、全力疾走する全裸のナマハゲが、生中継のニュース番組で全国に放送される事件が起きる。 その正体は、ことねとの約束を守れず、泥酔しきったたすくだった……。
秋田は行ったことがあるのでちょっと懐かしい作品でした。
監督は佐藤快磨、作品を見るのは初めてです。
主演は仲野大賀、改名して苗字を名乗った彼ですが、「#ハンド全力」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/08/11/060000 が近作です。
そして吉岡里帆、「Fukushima 50」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/03/17/060000 が近作です。
物語は、赤ん坊が生まれた若い夫婦から始まります。 でも、母親の方は若い父親のことを信用していない。 夫は自覚ないのは明白だでした。
たすくはナマハゲの手伝いに行こうとするが、ことねはそれも快く思っていなませんでした。 しかし地域の世話役の手前、行かないわけにはいかなかったが、その晩事件が起こってしまいます。 酒は飲まないと思っていたたすくだったが、つい一口ということで飲み始め、その日はナマハゲの取材でテレビ局が生放送をしていたんです。 そして、泥酔したたすくは、素っ裸でお面を被り、カメラの前で狂乱してしまったのだでした。
そしてたすくは、男鹿から逃げるように東京に向います。
今作は、ただただたすくの罪滅ぼしのお話ですね。 できちゃった婚でしたが、女性よりも男性の方が狼狽え、そして責任が湧かないモンだということが色濃く描かれています。 そして、酒に溺れてしまう、飲まれてしまう癖はどうしようもないんですね。
ラストは彼の叫びで終わりますが、見ていて、男としては辛いし、幾分気持ちもわかるところもありますね。
出来ちゃった婚をした二人だったが
すぐに頼りない夫に嫌気がさす
そしてこの後たすくは、全裸事件を起こしてしまう
そして東京に行くが
何とかやり直そうと帰ってくる
しかし…