anttiorbの映画、映像の世界

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WAVES/ウェイブス

2019年作品、トレイ・エドワード・シュルツ監督、テイラー・ラッセル ケルヴィン・ハリソン・Jr ルーカス・ヘッジズ アレクサ・デミー出演。

フロリダに住む高校生のタイラー(ケルヴィン・ハリソン・Jr)は、厳格な父・ロナルド(スターリング・K・ブラウン)との距離を感じながらも恋人のアレクシス(アレクサ・デミー)や家庭に恵まれ不自由のない生活を送っていた。
成績優秀でレスリング部のスター選手でもあった彼だが、肩の負傷を機に選手生命の危機を告げられてしまう。 さらに追い討ちをかけるように、アレクシスの妊娠が発覚。 人生の歯車が狂い始めたタイラーと彼の家族に、ある夜、運命を大きく変える悲劇が起きる。
 
題名からはなかなか予想のつかないドラマでしたね。
監督はトレイ・エドワード・シュルツ、「イット・カムズ・アット・ナイト」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15784698 を記事にしています。
主演は二人、兄のタイラー役はケルヴィン・ハリソン・Jr、チョイ役では大作にいくつか出ていますが、監督の上記作品に出演していますね。
テイラー・ラッセルは、初めて見る女優さんですね。自然体の演技は好感が持てます。
ルーカス・ヘッジスは、「ベン・イズ・バック」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15972084 で難しい役をしていましたね。
 
物語は、高校生では不自由のない生活をしていて、レスリングでは主力選手、ある意味将来も明るい兆しのあるタイラーのお話が前半。 そして彼が大きな壁にぶつかり、その後日譚のように始まる、妹のエミリーのお話が後半になっていて二人が主役になっています。
 
まさかここまで転落してしまうのか? そんな兄の姿を負いながら、妹のエミリーが、壊れてしまった家族を何とかしたいと思いながら、どうすることもできない中、一人の同級生が彼女に声を掛けます。 ここがなんともいいんですよね 。いろんな作品で主演をしているルーカスをここに配置するのは、なかなかキャストの妙も生きていると感じました。
エミリーは一貫して優しく、彼女に何の罪もないのに、彼女自身も兄のことに責任を感じているんですね。 切なく、いじましい感情ですが、でもその優しさがこの家族を立ち直らせていくだろう、希望も見える作品でした。
 

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レスリングのスター選手で頭脳明晰、ピアノも弾けるタイラー

 

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恋人ともうまく行っていたが

 

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彼は怪我を抱えていた

 

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しかし父には言えず、さらに恋人の妊娠も発覚

 

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そしてこの後悲劇が

 

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妹のエミリーに恋人ができる

 

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