2009年作品、アントワン・フークア監督、リチャード・ギア イーサン・ホーク ドン・チードル ウェズリー・スナイプス出演。
定年退職を控え、穏便に過ごしたいと考えるニューヨーク警察署の老齢警官エディ(リチャード・ギア)は、退職まで7日というときに新人研修の教育係に任命される。 気乗りしない彼に付けられたのは警察になることを夢見て市民の生活を守ろうとする若い青年。 しかし事なかれ主義のエディとは折り合いが悪く、すぐに教育係を外れてしまう。
一方エディの同僚サル(イーサン・ホーク)は、5人の子供に身重の妻を養うため危険な麻薬捜査の現場にいた。 しかし妻の体調が悪く、新居に引っ越すことを考えているが資金が足りない。 出所したばかりの凶悪犯罪者を殺害し現金を手に入れるなどの違法行為にも手を出していた。
エディには別の新人が宛がわれた。 パトロール中、店で店主と若い黒人男性が口論しているのを発見した2人は止めに入るが、この時新人が誤発砲し黒人男性が後遺症を負ってしまう。
ニューヨークのストリートでは、薬物の売人に混じって危険なおとり捜査に参加するクラレンス警部 通称タンゴ(ドン・チードル)がいた。 昇進のきっかけを探っていると、刑務所から出所したグループの頭キャズ(ウェズリー・スナイプス)を再び逮捕したいという警察上層部から伝えられる。 連日の警察の不祥事を払拭する狙いだった…
3人のそれぞれの刑事のお話ですね。
監督はアントワン・フークア、「イコライザー2」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15714267 が近作ですね。
リチャード・ギアは、「顔のないスパイ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15201885 を記事にしています。
イーサン・ホークは、「真実」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/10/26/060000 が近作ですね。
ドン・チードルは、「アベンジャーズ/エンドゲーム」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15946428 が近作の出演作ですね。
物語は3人の警察官のそれぞれのドラマが描かれています。 定年を迎えるエディはもう事なかれ主義に徹しています。 サルは、子育て真っ最中で、いまの手狭の家はもういろんな意味で限界です。 しかし資金がなく引っ越しもできないことから、とうとう犯罪者の金をくすめとろうとします。
さらにタンゴは、潜入捜査をしており、やっと信頼されたときに、出所してきたキャズの逮捕の指令が出ます。
今作は3人とも、何とか目の前のことを成し遂げようともがきますが、それぞれうまくいかないんですね。 そして3人とも、危ない橋を渡ることになって行きます。
人間模様という側面と、警察官の現実感も描かれている、苦労の多い立場ですね。
家族が増え
移転を考えていたが
先立つ資金がなかったサル
タンゴことクラレンスは
キャズを逮捕しろとの命令が来る
定年を迎えているエディ