anttiorbの映画、映像の世界

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真実


フランス映画界の大女優ファビエンヌカトリーヌ・ドヌーヴ)が自伝を出版することになった。 そこへニューヨークで暮らす娘の脚本家のリュミエールジュリエット・ビノシュ)と夫の俳優のハンク(イーサン・ホーク)、7歳になる娘のシャルロット(クレマンチヌ・グレニエ)がパリのファビエンヌの家を訪ねてくる。
母親、家庭人としては全く仕事をしてこなかったファビエンヌリュミエールの母娘関係は上手くいってなかった。 事前に自伝の内容を見せることになっていたにもかかわらず、リュミエールのもとには原稿は届かず、自伝は出版されてしまいた。 自伝のタイトルは「真実」といった。
翌朝、一晩駆けて自伝を読んだリュミエールはあまりにも現実と乖離した自伝の内容に怒りを隠せないリュミエールだが、ファビエンヌは平然と「事実なんて退屈だわ」と言って相手にしない。
さらにリュミエールが許せなかったのが若き日に母娘と公私に渡って交流のあった女優のサラについて何も触れていないことだった。 サラとはファビエンヌのかつてのライバルであり親友だったが、若くして亡くなっていた。
ファビエンヌの秘書のリュック(アラン・リボル)は、ファビエンヌはサラのことは忘れておらず、現在出演中の映画も、 “サラの再来” と呼ばれるマノン(マノン・クラヴェル)という新進女優が主演しているからだと語る。 そのリュックも自分のことが一行も自伝に出てこないことで人生を否定されたと思い、仕事を辞めると言い出すのだった。
新作映画はミニマムなSF映画。 不治の病のために地球にいられなくなった母親が娘と7年ごとに会うというストーリー。 母親:マノンは年を取らないが、娘は母と会うごとと7年ずつ年を重ねていく。 そしてファビエンヌは、その娘の晩年を演じていました。ファビエンヌは自分が老いと年齢を感じさせる役どころに不満と不安を抱いている。
リュックがいなくなり、代わりの付き人をすることになったリュミエールは久しぶりに、撮影現場の母親を見ることになっていく・・・
 
是枝監督の、新作ですね。
前作:「万引き家族」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15552489.html が世界的評価を受けて、今作はフランスに。
カトリーヌ・ドヌーヴは、「神様メール」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14226084.html を記事にしていますが、「終電車」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15981338.html という主演作も記事にしています。
ジュリエット・ビノシュは、「Vision ビジョン」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15559746.html というこれまた日本人監督:河瀬直美作品に参加していました。
 
物語は、大女優の伝記が出版されたことから始まる、母と娘の愛憎劇です。 久しぶりに嫌いな母のところに来たリュミエール、テレビ俳優の夫と娘、そこには忠実なマネージャーと、同棲状態の料理人ジャックがいました。
父とは離婚していますが、ひょこっと顔を出すピエール、しかしリュミエールは母のライバルで叔母だった、サラと仲がよく、慕っていたんですね。 しかし彼女の死から二人の間に亀裂が入り、それを許そうとはしない母に、いつしか距離をどんどん置いていました。
しかし自伝出版の機会に訪れた母のところ、その時は母、ある映画に出演していて、そこにはサラに似たマノンという女優が主演をしていました。
 
今作は、なかなか有名役者たちが、しっかりわかりやすい演技をしていましたね。 是枝色も出ているんですが、もう少しふわっとした作品だと勝手に思っていました。 しかし心理描写は日本人監督、是枝監督ならではの味付けがなされており、最後はこういう着地をするんだと思わせられました。
そして今作は特別編集版も公開されるようで、もし見れる劇場で公開されるなら、それも見てみたいところです。 脇の男達にスポットが当てられるようで、見たいですね~
 

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3人でファビエンヌのところに

 

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再会する母と娘

 

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久しぶりに会えばそれなりに

 

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しかし彼女は許せない事があった

 

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そして映画は完成していく

 

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