anttiorbの映画、映像の世界

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モンスター

2003年作品、パティ・ジェンキンス監督、シャーリーズ・セロン ブルース・ダーン リー・ターゲセン クリスティーナ・リッチ出演。


娼婦のアイリーン(シャーリーズ・セロン)は、バーで同性愛者のセルビー(クリスティーナ・リッチ)と出会う。 セルビーは彼女のことが好きになり、やがて彼女たちは愛し合うようになる。 二人で一夜を過ごす為のホテル代を稼ぐ為にアイリーンは客をとるが、客から暴行を受けたことで、逆に殺してしまう。

その後、二人の生活のためにアイリーンは合法的な収入源を得ようとするが、彼女の気性のせいもあり、そのうえ、職業訓練を受けておらず世間的な常識もない彼女が職に就くのは難しいことだった。 金銭的に窮し、社会に受け入れられないことに絶望した彼女は売春に戻ることにするが、そこでまた衝動的に殺人を犯してしまうのであった…


破滅的なお話ですね。
監督はパティ・ジェンキンス、「ワンダーウーマン」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15105933 と新作の監督が最近では大きなものですね。
主演はシャーリーズ・セロン、なかなか彼女とはわからない感じの役どころいでたちですね。「スキャンダル」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/03/06/060000 が近作出演ですね。
そして相手役がクリスティーナ・リッチ、「アフターライフ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/10487201 の死体役が印象的でした。


物語は、体を売って生活をしているアイリーンが、バーで小柄な可愛い女性に惹かれてしまいます。 セルビーは同性愛者で、アイリーンは初めはそっち系ではないのですが、セルビーには何かを感じてしまいます。 長身で男性的なアイリーン、会っているうちに二人は同棲を始めてしまい、セルビーは親の制止を振り切って彼女のもとに走ります。
一方のアイリーンはセルビーを食べさせるために車の中で体を提供しようとしますが、金を払わない男に怒って殺してしまいます。 男から銃と金を奪い、それをもとに正業に就こうとしますが、彼女の性格ではそれはできませんでした。 そして殺して金を奪っていく、殺人鬼になって行きます。


女性同士の愛がベースですが、男役のアイリーンに対して、頼り切りだけでなく、無意識のうちにアイリーンを利用していくのがセルビーに見えるんですよね。 アイリーンが破滅的に身を滅ぼしていくのかと思いますが、何か彼女は自分の居場所を見つけたようなラストでしたね。
実話ということですが、何か物悲しいアイリーンでした。

 

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体を売って生活をしていたアイリーン

 

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セルビーで出会う

 

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そして暮らし始める二人

 

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金があるうちは

 

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しかし正業には付けないアイリーン

 

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そして殺人を重ねる

 

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