anttiorbの映画、映像の世界

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嵐の中で

2018年作品、オリオル・パウロ監督、アドリアーナ・ウガルテ チノ・ダリン ハビエル・グティエレス アルバロ・モルテ出演。


1989年ベルリンの壁が崩壊した日の夜はイベリア半島は嵐だった。 ニコ(Julio Bohigas-Couto)はビデオカメラで自分のギター演奏を録画していると、突然隣の家で悲鳴のようなものを聞く。 様子を見に行ってみるとヒルダ(クララ・セグラ)が夫のアンヘル(ハビエル・グティエレス)に殺されていた。 それを目撃したニコは逃げるように家から飛び出すと車に轢かれてしまう。
そして何十年か後。ベラ(アドリアーナ・ウガルテ)は夫のダビド(アルバロ・モルテ)とともに友人のアイトル(ミケル・フェルナンデス)の隣に引っ越して来た。 その家はニコが住んでいた家だった。 ベラたちが押し入れを整理していると、テレビとビデオカメラが出てくる。 再生するとギターを弾いているニコが出てきた。 夕食時にアイトルはかつて住んでいたニコの話をした。クララはなぜか憂鬱そうだった。
その夜物音がしてベラはあのビデオカメラの部屋に行くと、テレビに電源が入っておりニコが写っている。 あろうことか、ニコと会話することもできたのだった。
ベラはニコが事故に巻き込まれないように物音がしても外へ出てはいけない、と忠告する。 はじめは半信半疑だったニコだったが、結局殺人を目撃することはなかった。
ベラが気が付くと病院のベッドに横たわっていた。そしてどうも周りの様子がおかしく、混乱するベラだが、自分が脳外科医になっていたり、ダビドが別の女性と結婚していて、自分を知らないことや、娘のグロリア(ルナ・フルヘンシオ)が存在しないなど、まるで昨日までとは違う世界のようになってしまっていた。
あの嵐の日にニコ少年を助けてしまったために、未来が変わってしまったのだった。
ベラは娘のグロリアを探すために奔走する…


これはあの作品に似ていますね。
監督はオリオル・パウロ、「ロスト・ボディ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/13845204 も面白かったです。いい監督ですね。
主演はアドリアーナ・ウガルテ、「ジュリエッタ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14546566 で若き日のジュリエッタを演じていました。
チノ・ダリンは、「永遠に僕のもの」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/08/31/060000 に出演していました。


物語は、チノという少年が殺人事件を目撃し、逃げようと事故に遭い死んでしまいます。 彼はその直前に、当時珍しかったビデオカメラに、自分の演奏シーンを録画していました。
そして現代、ある一家が同じ家に引っ越してきました。 荷物の整理をしていると、チノが撮ったテープが見つかりました。 そして家族で見ていると、そのあとベラだけの時に不思議な現象が起こります。 テレビを通じて、ベラとチノが交信できました。 そしてチノがこれから起きることを知っていたベラは、必死で彼の行動を制止します。チノは怖くなって逃げだそうとしますが、鬼気迫るベラの言葉に耳を貸し、その場にとどまります。
そしてベラの生活は激変してしまいます。


今作はあの「オーロラの彼方に」 に似ているんですよね。 現在と過去がある媒介を通してつながってしまう。 そうなると過去の悲しい事象を回避しようとするのは、人間の心情ですね。 しかしそのために、悲劇が起こることも。

死ぬ運命だったものが生き残る、いい意味での修正がなされることが重要ですね。

 

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しあわせな3人家族

 

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ベラとダビド

 

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新居で眠る二人

 

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しかし古いビデオカセットを見つけ

 

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それを見て過去を

 

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そして変わってしまった現実に現れた男

 

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