2019年作品、石原貴洋監督、海道力也 石原理衣 大瀬誠 山崎遊出演。
金城(海道力也)は妻(石原理衣)を亡くしてからと 配管工員を辞め、レッドカプセルを高額で売りさばくアウトローに変貌していた。 レッドカプセルで蘇る、死ぬ間際の記憶は 家族との思い出、友達との思い出、セックスによる絶頂の瞬間など様々で、金城は数百人もの人間をあの世に送り出していた。
自分の仕事や世界そのものに嫌気がさしてきた金城は、数分間だけ好きな人に会える、幻覚カプセルを飲んでは毎日、 妻に会って逃避していた。 幻覚カプセルは麻薬性が強く、一度やりだすと止めにくく廃人になりやすい。
闇の薬剤師に再三、注意をされてはいたが、金城は虜になっていた。 そんなある日、金城の携帯に強盗・強姦などで服役していたはずの凶暴な男、氷河(大瀬誠)から電話がかかってくる…
これも殺伐とした作品ですね。
監督は石原貴洋、「大阪邪道」https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15961804 「大阪外道」https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15961798 「RED LIST」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/02/03/180000 と見ています。関西バイオレンス作品ですね。
主演は海道力也、石原監督作品で、上記作品にも出演しています。
他の出演者も監督作品に出演歴が結構あります。
物語は金城の排他的な人生の物語です。 妻はもう死んでいるんですが、いまも生きていると思い込んで生活をしています。 そして地道な仕事をやめ、怪しいものを売って生活をしています。 それは“レッドカプセル”、飲むといろんな作用が出て、幻覚も見えてきます。妻との生活も、その薬のせいでした。
今作は、薬をめぐる争いが起きていきますが、復讐劇でもありますね。 ある男が金城に襲い掛かってきますが、それは因縁のある男でした。
これがクライマックスですが、最後は強烈な薬の力が発揮されます。
闇の薬を売っている金城
色ごとに効き目が違う
しかし、レッドは強烈で
死ぬ間際に使うもの
そして狙われる金城