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アメリカに負けなかった男~バカヤロー総理 吉田茂~ 

2020年作品、若松節朗監督、笑福亭鶴瓶 生田斗真 新木優子 安田顕出演。


第二次世界大戦前、駐英大使の吉田茂笑福亭鶴瓶)は、極東情勢の悪化に心痛めていた。 時を同じくして、世界各国を飛び回っていた白洲次郎生田斗真)も、世界情勢の機微を敏感に感じとっていた。 白洲と親交の深い吉田は、娘・和子(新木優子)らが見守る中、戦争回避に向けて動くが、その甲斐も虚しく、日本は第二次世界大戦に踏み切った。
1945年、終戦。 敗戦国となった日本は、アメリカを中心とした連合国の占領の下、“復興”に向けて歩み始める。 総司令部GHQと向き合う外務大臣のなり手が誰も見つからない中、先の大戦に猛反対し投獄された過去を持つ吉田に、白羽の矢が立つ。 かくして吉田は、外務大臣として、のちに総理大臣として、日本の独立と復興を担うことになる。 吉田は白洲を参謀に据え、最高司令官マッカーサーらと必死の交渉をする。

過度な内政干渉など、幾度も緊迫した事態に陥るが、和子や麻生太賀吉矢本悠馬)、のちに総理大臣となる「吉田学校」の池田勇人佐々木蔵之介)、佐藤栄作安田顕)、田中角栄前野朋哉)、宮澤喜一勝地涼)らの助け、内縁の妻こりん(松嶋菜々子)の献身的な支えを受け、日本の独立に向け尽力していく…


むかし、「小説 吉田学校https://anttiorb.hatenablog.com/entry/9376737 を見ましたが、今ならではのキャストでしたね。
監督は若松節朗、今封切の作品 「Fukushima 50」 

https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/03/17/060000

がありますね。「空母いぶき」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15966810 が近作です。
主演は笑福亭鶴瓶、「閉鎖病棟-それぞれの朝-」https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/11/24/060000 で主演をしていました。
そして生田斗真、「友罪」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15538180 が近作の主演ですね。
娘役は新木優子、「あのコの、トリコ。」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15717873 でヒロイン役をしています。めきめき売り出し中の女優さんですね。


物語は、戦後日本を敗戦から何とか立ち直らせた、その中心人物といってもいい、大政治家の吉田茂のお話です。 戦前、戦中も彼はひそかに何とかしようと動いていたようですが、不幸にも敗戦となってしまった日本。 吉田は、まず外務大臣となり、そしてGHQから信を受けて総理大臣に上っていきます。 しかし側近として近くにいた白洲次郎は「総理なんて馬鹿のやる仕事だ!」と言い、総理を引き受けることに反対します。味方のない吉田は、まずは今でいう派閥旁を始めます。 それは若い人材を集め吉田学校を作り、未来の日本を担う人間育成を行っていきます。


今作は、日本の政治家、今の若い人は歴史の一部になりつつある、戦後の政治家、池田、佐藤政権時代そして三角大福中つながっていく流れを、吉田側から見た感じですね。
吉田茂はまず日本の独立が大前提でした。 それには平和条約。 ここに全精力を使っていくんですね。


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吉田学校を立ち上げ

 

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池田、佐藤、田中がのちに総理になって行く

 

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白洲が彼を支える

 

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しかし総理としての激務

 

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娘の和子

 

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そしてこりんが内面で支える

 

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