黒沢明(三浦貴大)は、低予算の「壁ドン青春映画」の撮影現場で助監督として働いている。 黒沢は、頼まれると断れない性格で要領が悪く、B級ホラーが好きという映画オタク。 撮影現場では、監督やスタッフからこき使われ、罵倒されるといった過酷な日々を送っている。
そんな黒沢の唯一の心の支えとなっているのは、いつか自分が監督になった時に撮ることを夢見て書き温めていた『ゴーストマスター』の脚本だった。 黒沢は、その脚本を肌身離さず持ち歩いていた。
しかし、あまりに過酷な撮影現場で、黒沢の不満が次第に溜まっていく。 やがて、溜まりきった不満と黒沢の怨念のような映画愛が『ゴーストマスター』の脚本に怨霊を宿してしまう。 そして、その怨霊により、撮影現場が地獄絵図と化していく・・・
コメディタッチの作品ですが、後半は一気ですね。
監督はヤング・ポール、今作で長編デビューとなります。
主演は三浦貴大、「ダンスウィズミー」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/08/24/060000 に出演が近作ですね。
そして成海璃子、「家族のはなし」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15795824 が最近の記事ですね。
物語は、助監督とは名ばかりの便利屋でこき使われている “巨匠” 黒沢明のお話です。
壁ドン映画というチープな青春映画を撮っている現場、でもここは廃墟の学園で、立ち入り禁止の場所を勝手に使っています。 しかし主人公の桜庭勇也のこだわりが、撮影を止めてしまい、役者達の間に嫌な空気が流れ始めてしまった時、監督とプロデューサーの本音を聞いてしまいます。 それは黒沢をいいように使っている話でした。
憤る黒沢、そしてその怒りが彼が大事に持っていた脚本から、桜庭に。 そして怨霊と化してしまいます。
前半はチープなコメディタッチなんですが、ヒロインの牧村百瀬が惨殺されるところから、一気にホラー色が強くなっていきます。 個性豊かなキャスティングが中盤から生かされていく感じですね。
まりやぎ=永尾まりやがなかなかハードな役で死んでいきます(^^)
けだるい現場
助監督の黒沢ばかり苦労している
桜庭と牧村が壁ドンシーンでもめる
渡良瀬はバーターで出演
そんな自分に疑問を持っている
そして桜庭に怨霊が