anttiorbの映画、映像の世界

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火口のふたり

2019年作品、荒井晴彦監督、柄本佑 瀧内公美

賢治(柄本佑)の元に、かつて恋人同士だった直子(瀧内公美)の結婚の話が届く。 あまり気乗りしないながらも帰郷し、誰もいない実家でただ睡眠をむさぼっていると、直子がやってくる。 ほんとに久しぶりに再会するふたり。
買い物に付き合って欲しいという直子に、どうせ暇だからということで、付き合うことにした賢治だった。 大型のテレビを買い、それを運んで、取り付けたいということで、彼女の新居にいく賢治。
結婚相手は自衛官で40歳、もちろん初婚だが、賢治はやっかみ半分でどうしてその歳まで独身だったのかと嫌みを言うが、キャリアで転勤が多かったのだろうとさらっと直子はかわすのだった。
お礼にということで、ビールを出してくれ、賢治はソファで寝入ってしまう。 おきると直子がいない、二階の寝室で直子も昼寝をしていた。 いろいろ片付けと引越しで疲れていたというのだ。
そんな直子は思いがけないことを言う。「今夜だけ、あの頃に戻ってみない?」、そう二人は昔激しい恋愛をしていたのだった。 東京に行った賢治を追うように、直子は東京の専門学校に好い気、そして付き合いが始まった。 二人はいとこ同士、でも直子の母親が早くに亡くなったので、賢治の家に良く来て兄妹のように暮していた。
しかし東京では恋人になってしまったのだった。 毎日激しく体を求め合う二人、しかし賢治は結婚し、その時直子は突然田舎に帰ってしまう。 二人の付き合いはそこでぷつっと終わっていた。
しかし彼女の言葉をきっかけに、濃密な情事に溺れていく二人だった・・・

なかなか激しいSEXシーンが濃厚な作品ですが、潔さを感じるお話です。
監督は荒井晴彦、「この国の空」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15073583.html が監督作品としては近作ですね。
主演は柄本佑、「アルキメデスの大戦」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/08/06/060000 が近作ですね。 彼はこういう脱ぎっぷりの良い役をするんですよね。
そして瀧内公美、「彼女の人生は間違いじゃない」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15067810.html は、なかなか心に留まる作品でした。 彼女の主演作でしたね。
 
物語はこの二人がほぼ出ずっぱりで、他の出演者はほとんどいません。
従兄妹でありながら、若いころ東京で同棲生活を送り、体を激しく求め合った二人。 でも形的には賢治の結婚で、そんなちょっと背徳感のある生活が終わり、その後賢治は妻と別れ、直子はようやく結婚を迎えます。
元々仲の良いいとこ同士、でもその根底は男と女でしたが、実家ではそういう関係にはならず、遠く離れた東京でそうなってしまうんですね。 そして夫になる自衛官の男は、まだ仕事で、しばらく直子は一人で新居に、直子が誘ったんですが、賢治に火がつき、いない間は昔のような関係に戻ることを決めます。
そして終りが近づいてくるんですが、実はそうはならないんですが(^^)
 
今作は、半分近くがSEX描写で、ちょっとエロ要素が多いんですが、いやらしいというか本能のままであり、お互いの求める度合いが同じレベルを保っているんですね。 血が濃い事が、そういうことなのか? 自分達に言い聞かすように、半分言い訳をしながら体を求め合う二人ですが、でも結婚に踏み切れなかった昔でした。 しかし賢治はある事実を知って、無性に離れづらくなります。それが男なんですよね。
しかし最後にとんでもないどんでん返しが起きるんですよね。 もうちょっと二人のSEXは続きそうです(^^)
 

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大型テレビを買うのを付き合わせる直子

 

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そして食事まで

 

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二人は東京では恋人関係だった

 

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そして再び、婚約者のいない間だけ

 

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元の二人に

 

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そして最後の晩に

 

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祭りに行くが

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