月面に着陸したソビエトのロケット。 彼らはそこで、古い日本の刀を発掘する。 その不思議な力は彼らを江戸時代へトリップさせる。
まずはじめは、浪人侍を襲う河童の物語だった。 貧乏浪人(伊武雅刀)は病弱の妻(速水典子)の面倒を見ていた。 しかし彼女から河童を捕まえ、干からびさせると100両になるといわれる。 だが、その間に彼女は浮気をしていた。
次の話は、おでん神社の不思議な話、お賽銭箱の変わりにおでんの入っている箱が置いてある。 しかしそこに手を出したものには悲惨な結果が待っている。
そして最後の話は、血も凍る妖鬼へらへらのお話だった。
そして話を聞き終えた修理之介は、松姫の首を切り落とすが、そこに現れる無数の影があった・・・
これはオムニバスの怪談ですね。
ストーリーテラーは網浜直子、映画出演作は 「人間椅子」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/1661535.html を記事にしています。 多くのドラマに昔は出ていましたね。
さて今作は3話のオムニバスですが、初めと終りが現代劇、それも月でのソビエトの宇宙飛行士のシーンですね。 さらに、修理之介と松姫のシーンというダブルの構成にはさまれた3話という変わった形になっています。
河童の話も、二十構成になっていて一番のメーンの話になっていますし、コストも一番かかっています。
2話目はさらっと流した感じで、3話目は珍しい復讐劇ですね。 こういうころ仕方もあるんだなあという笑いとホラーの混ざった作品となっています。
これは52分ですが、ちょっと面白いオムニバスになっています。
おでん神社