anttiorbの映画、映像の世界

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スノーマンとスノードッグ

2012年作品、ヒラリー・オーデュス監督。

ロンドンのある街に少年が母親と愛犬と共に引っ越してきた。 少年は飼い犬をとても可愛がっていたが、秋が深まるころ愛犬が亡くなってしまう。
クリスマスの時期になり、少年はサンタへの手紙に “愛犬を蘇らせてほしい” としたためた。 手紙を出そうとした少年がつまずくと、部屋の床板が抜け床下から古い箱が見つかる。
少年がわくわくしながら箱を開けると、中には帽子とマフラー、しわしわのみかんと石ころが入っていた。 同封されていた写真には、見知らぬ少年と雪だるまが写っていて、箱の中身は雪だるまの衣装だと少年は気づくのだった。
窓の外を見ると雪が降り出してきた。 少年は母に雪だるまの衣装を見せ、母は少年のサンタへの手紙を預かり、切手を貼って出す。
少年は写真を参考に庭で雪だるまを作る。 降り始めの雪ではまだ足りないので、少年は屋根や木の枝に積もった雪を降ろして、雪だるまの形を作り上げた。
少年は箱の中のみかんを鼻の位置につけてみたが、しおれていたので台所から新しいみかんを持ってくる。 そしてマフラーと帽子をつけて、雪だるまが完成した。
一旦家に戻った少年だったが、なんかちょっと一人じゃ寂しいと思ったのか、残っていた雪を利用して、愛犬に似せたスノードッグも作った。 耳は枝に靴下を被せてこしらえる。 夜も遅くなり、少年は眠りにつく。
時計の針が夜12時を指し、目が覚めた少年が窓の外を見ると、スノードッグが首をかしげた。 驚いた少年が慌てて外に出ると、雪だるまとスノードッグが光り、動き始める。 スノードッグは少年の周りを走り出し、雪だるまは帽子をとって、はじめましてのごあいさつをした。
家の中に入った3人。 雪だるまは冷蔵庫に貼られていた昔の自分の写真を見て微笑む。暖炉の前にいたスノードッグが溶けだしたので、少年は急いで2人を外へ出した。
奇跡の夜がまた始まる…

なんと30年経って続編が作られました。 もちろん少年は別人なんですが、舞台はあの家なんですね。
監督はヒラリー・オーデュス、監督作品は他は見当たりません。

これも短編ですが、今作の少年は母親とどうやら二人暮らしのようですね。 そして愛犬がいたんですが、引っ越して来て間もなく死んでしまいます。 ここがまず悲しいところですね。
そしてクリスマスが近づき、雪が降ってきます。 そして床の下から見つかった写真のように少年は雪だるまを作るんですが、今回は死んでしまった犬を思い、スノードッグも作るんですね。
そして3人で楽しい一夜が始まるんです。 今回は、ちょっとした遊びも入ってきます。 北極ではちょっと負けん気の強いペンギンも登場、レースをするんですね。
そして最後には前作以上の大きな贈り物、寂しい前作に比べ、今作は大きな幸せをもらうことができますね。 

2作通じて見てみて、雪だるまってサンタの使いなんでしょうか? それともたった一夜の奇跡でクリスマスに雪が降り、雪だるまを作った家ではみんな命が吹き込まれるってことなんでしょうかね?
2作続けて見るとしっとり、温かいクリスマスですね。

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少年は手紙を書く

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雪が降り、雪だるまと雪で犬を作る

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そして二人に命が

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そして3人で冒険に

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