精神分析医ピーター・バウアー(エイドリアン・ブロディ)は、娘を亡くし、悲しみに沈んでいた。 だが彼は、立ち直って普段の生活を取り戻すため、患者との面談を再開する。
そんなある日、エリザベス・ヴァレンタイン(クロエ・ベイリス)という少女がピーターの前に現れる。 患者ではない彼女は、一言も言葉を発しないまま、1枚のメモを残して足早に立ち去って行った。 この出会いが全ての始まりとなる。
そのメモを調べ始めたピーターは、患者たちの奇妙な共通点に気づく。 全員、1987年7月12日に起きた列車事故で亡くなっていたのだ。 しかも、その事故が発生したのはピーターの故郷だった。
亡霊たちに導かれ、20年間封印されてきた秘密を解き明かすためにピーターは故郷を訪れ る。 そこで 彼の脳裏に蘇ってきたのは、10代の時、乗客47名が死亡した列車脱線事故に関わっていたという過去だった。 記憶が塗り替えられていた。
その事実に愕然としたピーターは、亡霊たちによってさらにその夜の記憶を取り戻してゆくが・・・
監督はマイケル・ベトローニ、監督は数本あるようですが初めて作品を見ました。
主演はエイドリアン・ブロディ、「サード・パーソン」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14268885.html 「プレデターズ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13329136.html を見ています。
物語は、娘を失くした精神分析医のピーターが失意の中、何とかある人物から仕事を請け負っていました。 やはり仕事をしていると、気がまぎれるかもしれません。
精神を病んでいる人間の中で、ある初老の男は、今が結構昔だという感覚を持っていて、一種の記憶障害、認知症のような診断を下します。
そんな時一人の少女が現れるんですね。 しかしこの少女は言葉を発しない。 そしてかろうじて、名前だけがわかる程度、しかし彼女が残した1枚のメモから、物語が大きく展開していきます。
実は娘が亡くなった時の記憶が、ピーターはどうしても思い出せない。 というか、どうして娘から目を放してしまったのか自体が記憶が欠落しているんですね。 しかし患者たちにある一定の共通点があること、そしてそれが自分の過去に秘密があるらしいこと、そして彼は実家に向かいます。
彼の父は警察官、孫の葬儀には来ませんでしたが、息子のことを心配をしているようなんですが。
これは中盤からだんだん面白くなっていくんですね。 ホラー要素と、ミステリーが混ざった作品です。 しかしこの邦題がちょっと気になりますね。
原題は「Backtrack」 “今来た道を引き返す” という意味ですが、主人公はまさにこれによってすべての謎を解き、人生を先に進めようとするんですね。
ダンカンが患者を紹介してくる
しかし患者に共通点を見つける
そして実家に帰り父と再会
そこには欠落した記憶があるよう
その鍵を握る昔の友達
今はもう亡くなっている人間たち