クリスマス・イヴ。 少女はちょっとした夢を見て起きてしまう。 心配した両親がやって来て、しっかり眠ったらサンタがやって来てプレゼントを置いてくれると言いきかされるが、その時いい子にしていないと、サンタは怖い目に合わせにやって来るよと言われる。 そして少女は眠りにつき、朝には枕元にサンタとトナカイの人形が置いてあった。
サプライズで、そこには意中の相手良介(須賀貴匡)がいた。ちょうど3対3で、そのままホテルに行く6人、それぞれペアになり、部屋に入って行く。 友だちの後押しで憧れの良介とホテルで結ばれることが出来た奥手の優子だった。
しかしそのホテルに入る時、フロントの人はサンタの格好をしていた。 しかしこの時、優子の目にはサンタは外国人に見えたのだが、友達の目には女性に見えたと言い、それぞれが別の人物だったと言いはじめる。
そしてその夜ほかの部屋から、大きな悲鳴が聞こ えてくる。 聖なる夜を冒涜するような、子供の頃の純真さを欠いた彼らの行為に激怒したサンタクロースが、次々に友人を惨殺し始めるのだった…
今回の恐怖劇場はサンタクロースのお話で、クリスマスの惨劇ですね。
監督は山口雄大、「珍遊記」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13940869.html 「アブダクティ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15193922.html 、それ以外も結構見ている監督です。
冒頭出て来る少女は、どうやら優子の幼いころ、純真だった少女の時代らしきことがわかります。 そんな感じが冒頭のやり取りで奥手の優子という感じなんですが、実はそうではないんですね。 だってクリスマスカードにそんな大胆なことを書く女性が奥手だなんて(^^)
これは友達と仕組んだ計画だったことがわかってしまい、この後恐怖の体験となって行きます。
実はこのサンタ、それぞれの人間が小さい頃 教えられた、「実はサンタクロースは…」 という事に基づいた感じでそれぞれ見えてしまうんですね。 しかしそれが恐怖の対象というのは同じこと、恐ろしい武器を持って追っかけてきます。
そもそもサンタクロースというのは、実在の人がモデルになっていると言われ、優しい反面すごく幻覚で厳しい人間だったという話や、残酷な人間というか、悪魔の象徴だという説もあり、日本は優しい送り物を持ってくるおじいさんという考えがしっかり根付いていますが、必ずしもそうではないモデルの話もありますからね。
これは紛れもなく恐怖の対象であり、実は冒頭の少女とも時空を超えて繋がっているんですがね。
サンタは優しいおじいさん
そして恐怖の対象になっていく
サンタだった