anttiorbの映画、映像の世界

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26世紀青年

2006年作品、マイク・ジャッジ監督、ルーク・ウィルソン、マーヤ・ルドルフ出演。

2005年、アメリカ陸軍は極秘裏に人間の冬眠実験を開始する。 実験体に選ばれたのは平均的な能力を持った軍人ジョー・バウアーズ(ルーク・ウィルソン)と売春婦のリタ(マーヤ・ルドルフ)のふたりだった。
リタは借金を抱えたうえに追われていたので、これで逃げ切れると判断をしていた。
しかし、1年間の計画だったが、極秘実験の責任者が麻薬不法所持と売春あっせん容疑で逮捕されたため二人の冬眠カプセルは忘れ去られ、なんと1年どころではなく500年経ってしまい時は26世紀となっていた。
ジョーのカプセルは、いい加減なゴミ収集車のおかげで、フリートの家に着いたところで解凍された。 目を覚ましたジョーだったが、たった1年の間に世界が大きく変わってしまったことに驚くのだったが、どうも様子がおかしい。 さらに目の前の男がどうも変な感じで、要するに、おバカの極みだった。
陸軍どこに行ったのか? フリートに追い出されたジョーは町に繰り出していくが、ここが500年後の未来だという事がだんだんわかってくる。 500年の間に、賢い者が子作りを控える一方で知能の低い人間が野放図に子供を作り続けた結果、平均IQが低下し堕落した社会となっていた。
ゴミがひたすら積み上げられ、砂嵐が吹き荒れ、農作物は育たず、水の代わりにスポーツドリンクが供給されていた。
元の時代に戻るためにタイムマシンを探すジョーは、一緒にカプセルに入った、リタも探すことにするのだった。
しかし一方一応国民全員が管理された世界となっていて、ジョーはそのバーコードがない人物で、驚かれてしまう。 登録のない人間は許されず、捕まって、刑務所に送られてしまうが、いい加減な弁護をしたのがフリートだった。
弁護士とは名ばかりのどうしようもない男、しかし刑務所も適当な感じであっさり脱獄をするジョーだったが、フリートを訪ね、タイムマシンで過去に戻り金持ちにしてやると言いくるめ、ともに警察から逃げることになる。
途中同じように目を覚ましたリタを拾い、何とか追手をかわしながら逃げるのだったが…

何ともどこかで見たような邦題が付いたこの作品(^^) 原題は 「Idiocracy」 と一種の造語で、直訳すると “おバカ主義” とでもいう意味なんでしょうかね?
監督はマイク・ジャッジ、出演作品としては、「スパイキッズ2 失われた夢の島」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13997492.html 「スパイキッズ3-D:ゲームオーバー」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14000088.html を見ていますが、監督作品は初めてです。
主演はルーク・ウィルソン、「Gガール 破壊的な彼女」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13771494.html を見ています。そして、ヒロイン役はマーヤ・ルドルフ、「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン 」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15225310.html を最近見ています。
物語はおバカなSFコメディ作品です。 陸軍の冬眠実験の被験者となった二人、一応結構な報酬を約束されてはいましたが、なんと二人は500年も冬眠してしまうんですね。 しかし極秘だったので全く気づかれなかったという不運があるんです。
人間は、アメリカは、とんでもなく愚かになってしまった未来を作っていました。 賢い人たちは子供を作らず、おバカな人は子沢山、必然的におバカな人たちが数で圧倒、そして世界を変えてしまうんですね。
もちろんありえないコメディですが、一面を皮肉っている作品でもありますね。 元の世界に帰れるのか? 二人の運命は?

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被験者となった二人

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しかし忘れられ500年がたってしまう

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そしてジョーは捕まってしまうが

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あっさり脱獄、そしてリタを見つける

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彼が大統領

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