anttiorbの映画、映像の世界

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リンキング・ラブ

2017年作品、金子修介監督、田野優花主演。

2017年。 両親と同じ青山星陵学院大学に通う真塩美唯(田野優花)は、アイドルになる夢が叶わず、鞍替えして始めたラップの本番の日だった。
相手ラッパー(駒木根隆介)との対決だったが、親のことを言われ、つい嘘をラップで歌ってからそこを突かれ、フリースタイルバトル決勝戦で負けてしまう。 親友の吉岡雅美(益田恵梨菜)についてきてもらったが、彼女からも嘘を言ったからダメだったと指摘される。
しかし、美唯が帰宅すると、ダメな父・健一郎(渡辺徹)に愛想を尽かし、母・由美子(石橋杏奈)が家を出るところだった。 天涯孤独と言ったことが現実になりそうなことに。 家庭が崩壊し、途方にくれる美唯の前に現れたのは、部屋にあった魔法のランプから飛び出してきた “守護神” と名乗る怪しい男(西村まさ彦)だった。
“3つの願い事” を叶えてくれるというが、願いことを考えているときに、それはお前の心の中にあると言い、早合点した守護神は突如、美唯をバブル末期の1991年へとタイムスリップさせてしまう。 “願い” そこは若き日の両親が通うキャンパスだった。
だが女子大生の由美子(石橋杏奈)と健一郎(白洲迅)は、交際しているものの心がすれ違いぎみ。 このままでは自分は生まれないと不安になった美唯は、その時代のアイドルのコピーをすることを思いつく。
2次元が好きになっていく父を現実の人間を好きにさせるためだった。 しかし当時のアイドルは冬の時代、なかなか大学生の心を掴むことができず、ついラップを叫んでしまう美唯。 その瞬間現代に戻るが、そこは大変なことになっていた。
家は抵当に入り、父親は夜逃げ寸前だった。 もっと悪化した現代になってしまっていた。
そして守護神を再び呼び出し、もう一度やり直すことにする。 そして今度は、アイドル好きの健一郎を振り向かせるため、美唯が大好きなAKB48の楽曲を持ち込んでいくのだった・・・

監督は金子修介、「スキャナー 記憶のカケラをよむ男」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14109287.html が近作で、「少女は異世界で戦った」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14807651.html も見ていますが、「就職戦線異状なし」 を当時の世界で撮っていますね。 この作品が劇中流れます。
主演は田野優花、知っている人は知っていますが、AKB48の現役メンバーで、12期生。 この期は結構優秀な人材を輩出しているっていう事は、ファンなら知っていますが、彼女は宮本亜門演出のミュージカル『ウィズ~オズの魔法使い』のAKB48グループ・メンバーオーディションで、全グループのメンバーの希望者108人の中から、主人公のドロシー役に選出されてもいます。 歌とダンスには定評のあるメンバーです。 じゃあ演技力は? 今回初主演でそれが試されますね。
デロリアンは出てきませんが(^^) その代わりに魔法のランプから守護神が現われます。 アラジンと引っかけているという設定ですね。
現在の危機を正すには過去に行って、その原因となる時点を修正する、歴史を変えてしまいますが、それは重大問題、もちろんそんな歴史を守る人間も出てきます。
まあ、この作品は、AKB48が嫌いな人には響かないでしょう。 私のような人間には、ちょっとウルッと来る、アイドル論、なぜAKB48が売れたのか? そして冬の時代は単にバブルが弾けたからだったのか? もっとあの時代でもやるべきことがあったのでは? そんなことがわかりますし、AKB48を完コピした努力を称えるべきだと思います。
そして元SKE48磯原杏華も出演しています。 卒業してからやっと見れました(^^)
そんな感じで、AKB48グループファンは行くべし!

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家族のピンチに現われた守護神

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彼女は父と母の大学時代:1991年に

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しかし二人はいまひとつうまく行っていなかった

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いったんは失敗したが、2度目は手法を変え

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現代のトップアイドルの完コピをした

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しかし非常事態が!

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