2018年作品、竹中優介 鈴木雅彦監督、SKE48出演。
SKE48はAKB48の全国進出第一弾として、2008年7月に名古屋・栄に誕生。 後に日本全国、そして世界に展開される48プロジェクトの先駆けとなったアイドルグループだ。 ここには、“アイドル” としての夢を叶えようとする多数の少女たちが集まっている。
普通の女の子としての生活を我慢し、“アイドル” という職業を選んだ彼女たちの心情を赤裸々に綴る。 さらに、2018年はSKE48にとって勝負の年。 2012年から3年連続で 『NHK紅白歌合戦』 に出場し、ドームコンサートを成功させるなど躍進を見せたが、ライバルグループとの競争が激化するにつれ、徐々にその勢いを失っていった。
しかし、2017年から原点である劇場公演や握手会での地道な努力、地域密着の徹底などで流れを変える。 CDセールスも右肩上がりとなり、活気を取り戻している。そして迎えた2018年は、劇場デビュー10周年のメモリアルイヤー。 グループの未来のためにも、彼女たちはかつてない強い気持ちで活動に取り組んできた。
久しぶりのAKBグループのドキュメンタリーです。 でもいつもの題名とは違います。
監督は竹中優介、彼はTBSチャンネルで 「SKE48 ZERO POSITION 〜チームスパルタ!能力別アンダーバトル〜」 を担当していて、総選挙前のSKE48の討論会も実際に出演して、メンバーを苛めています(^^)
もう一人は鈴木雅彦、彼は製作会社の代表ということらしく、竹中氏と一緒に仕事をしているようですね。
作品は、SKE48とは? という紹介から始まり、特に冒頭は主要メンバーの “ちゅり” こと高柳明音が卒業生でもう子供がいる古川愛李の子供を抱っこしているシーン。 まあファンはこれを見ただけで、いまのSKEを感じるかもしれませんね。
そして、今までのSKEの誕生から絶頂期、そして大量卒業から、遅々として進まない世代交代の波、苦戦の時代、そして6期生以降からもう一回這い上がろうとする姿を映像化しています。
詳しい、キツメの考察はアメブロで書きますが、私は今までの一連の 「DOCUMENTARY of ~」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12769720.html のシリーズとはやはりテイストの違いを感じます。
監督こそ変わっても、コンセプトが似ていたシリーズに比べると、この作品はちょっと違うんですね。 対象が一般向けという側面と、ファン向けの構成が前半と後半で別れている感じ。
ただ感じた事は、SKE48をあまりよく知らない人がみたとき、タイトルに興味があってアイドルとはどういう存在なのか? それをこの作品を見て知る事ができるのか? そんな疑問が湧いてくるんですね。
そして今作の公開規模は凄く小さい。 低予算ということを監督自身が言っているし、ギリギリまでカメラを回したという事もあり、今までのドキュメンタリーシリーズともまた違います。
感動というよりも、苦しさだけが心に残る息苦しい作品でした。