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ルパン三世 カリオストロの城 -再会-

1997年作品、エグゼクティブプロデューサー:植村徹、甲斐宏彰、プロデューサー:丸山茂、小川真司、声の出演:山田康雄栗田貫一

「ゴート札」 を巡る一連の事件から数年後。 カリオストロ公国ではクラリス島本須美)が女王に即位し、事件を風化させないため、国全体を一大モニュメントパークとして開放することになった。 国のあちらこちらには事件の解決に尽力したルパン三世栗田貫一)たちの記念碑が作られ、ローマ遺跡とともに新たな観光名所になっていた。
そんなカリオストロ公国に観光客として訪れた主人公は、事件を体感出来るという「バーチャルゲーム館」 を訪れ、ゲームをプレイした。 しかし、ゲームは途中で中断してしまう。 街に戻ってみると、「ルパンが爆弾テロを起こした」 という話で持ちきりとなっていた。
宿屋に戻った主人公は、そこで突然現れた男に、大公家の 「銀の指輪」 を渡される。 その夜、主人公は公国の特殊部隊 「カゲ」 の襲撃を受けた。
間一髪で逃げ切った主人公は、今度は 「顔見知りだ」 と名乗る男の接触を受け、「君はゲーム館で記憶を奪われ、ある事件に巻き込まれてしまった」 と語る。 事情の呑み込めない主人公は、その男の指示を受け大公邸跡に向かう。
大公邸跡に到着した主人公を待 っていたのは、男に変装していたルパンだった。 ルパンは主人公に 「クラリスの身に危険が迫っている。 協力して欲しい」 と頼み込む。 主人公は記憶を取り戻すためにルパンからの要請を受け、クラリスの許に向かう。
無事にクラリスの許に辿り着いた主人公は、彼女から陰謀の解明に協力してくれるよう頼まれ、これを了承する。 調査に乗り出した主人公は城内に潜入していた峰不二子増山江威子)と出会い、陰謀の首魁がジョドー(永井一郎)であり、大公家に伝わる真の財宝「賢者の石」を狙っていることを知らされる。 主人公はルパン・不二子と協力して、ジョドーの陰謀を阻止するため動き出す・・・

ルパン三世役の山田康雄氏が亡くなったのが1995年、これは本当にショックでしたね。  もうこれでルパン三世もなくなってしまうのか…そう思っていましたが、最近のファンは、ルパン三世クリカンと思っている人も多いかもしれませんね。
今作では、基本まだPSの時代なんで、多くのシーンは静止画で、新録の声を栗田貫一が担当、それ以外はオリジナルキャラで新しく声を入れ、ゲームプレーヤーが、観光で訪れたカリオストロ広告で、謎解きをして行くというゲームになっています。
多くのPSソフトを処分しましたが、これは絶対に捨てられないし、再生機もこれのために残してあるようなもんです(^^) でもうっかりしていると、ディスプレイも3つ股の赤白黄色の端子が消失して、それ用の古いディスプレイが必要になる時代がすぐそこまで来ていますね(^^)
宮崎駿氏のクレジットはありませんが、確か過去に監督自身はこのゲーム版には一切タッチしていなくて、それは暗に否定しているのでは? と言われたこともあるかと聞いています。
確かにゲーム版は、過去の映画のオマージュ的な作品で、名シーンも見れる作りになっており2枚組ですからね。 ただ、新録でクラリスの声を聞けて、その後たった一人でこの公国を再建しようとしている彼女の強い意志と、面白いのはなぜ伯爵は時計塔で非業の死を遂げたのか? という部分が新解釈になっているんですね。
そしてラストのオチも、またちょっとミステリアスで、また時間があれば、(今やると相当かったるいとは思いますが) やってみたい作品ですね。
もちろん今でも中古品は手に入りますから、ゲーム機を持っていれば世界に浸れそうですね。

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彼女が案内人

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ルパンが主人公に要請

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再び城に入り込んでいる不二子

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そしてクラリスと面会

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二人も駆けつける

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