anttiorbの映画、映像の世界

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ザ・コンサルタント


男がある古いビルに侵入、そこにいた男たちをあっという間に抹殺した。
財務省の職員・メリーベス・メディナ(シンシア・アダイ=ロビンソン)が上司のレイモンド・キング(J・K・シモンズ)にいきなり呼び出される。 レイが突き付けたのは彼女の経歴詐称の証拠だった。
経歴を偽って役人になったことは重大な規則違反、しかしレイは彼女にある人物の調査を言うのだった。 そしてそれを引き受ければこの問題は不問にすると言い渡す。
わけもわからずその人物の写真を見せられるメディナだった。 数枚の写真に写っているのは、財務省がマークしている重要人物。 それは危ない取引でマークされている、闇にうごめく男たちなのだが、そこに共通して写っている謎のスーツ姿の男がいた。
男はあまりはっきりと顔が見えないが、どうも同じ男で、レイが言うには会計士で依頼を受けている男のようだった。 こんな危ない会社たちと付き合っている謎の会計士、しかし正体は全く不明だった。
一方、田舎町のしがない会計士クリスチャン・ウルフ(ベン・アフレック)、彼は小さいころから自閉症を抱えていて、規則正しい生活を義務付け、安定剤を決まった時間に服用している。 父・(ジョー・ハーディJr. )と母・(キャリーL. ウォーロード)と弟と妹の5人家族だったが、妹も障害を持っており、父は軍人だった。
そんな個人事務所の彼のもとに大企業からの財務調査依頼が舞い込んだ。 デイナ・カミングス(アナ・ケンドリック)という経理の女性が不審な点に気づき、社長の妹の役員であるリタ・ブラックバーンジーン・スマート)とCFOエド・チルトン(アンディ・アンバーガー)が彼を面接するのだった。
しかしエドは露骨に嫌な顔をして、小さな間違いだと言い張るが、リタは何か重要な問題が起こっているという認識を持っていた。
結果を待っているときに、CEOのラマー・ブラックバーン(ジョン・リスゴウ)が近づいてきて彼の採用を言い渡す。
次の日会社に行くと、徹夜で資料を分けて眠っていたデイナがいた。 彼女から説明を受けると、彼は猛スピードで解析を始める。 そして数か月かかる今までの帳簿をたった一晩で解析し、問題点を指摘し始めるのだった。
彼は重大な不正の証拠を見つけるが、なぜか依頼は一方的に打ち切られてしまう。それは、エドが自殺をしたという事だった。 ラマーは今まで会社を大きくして来るために共に頑張ってきた友の死を悼み、この調査を打ち切ったのだった。 しかし途中で仕事を切られたウルフは、精神のバランスを崩してしまう。
その日から、何者かに命を狙われる始めるウルフだった…

これは楽しみにしていた作品、ベン・アフレックが新しいキャラで勝負をかける力作と聞いていましたからね。
監督はギャヴィン・オコナー、前作はナタリー・ポートマン製作の 「ジェーン」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14510066.html でしたが、こちらも私が苦手なジャンルでしたが結構面白かった。 監督の手腕が結構頼もしいと感じました。
ヒロイン役はアナ・ケンドリック、「イントゥ・ザ・ウッズ」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12833728.html ではシンデレラを演じていましたし、「ランナウェイ/逃亡者」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/10386982.html にも出演していました。
そして財務省側ではJ・K・シモンズ、「セッション」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13053345.html では鬼教師、「ターミネーター:新起動/ジェニシス」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13248316.html では刑事役でしたが、なんと言っても来月に公開が迫っている「ラ・ラ・ランド」にも出演しているようですね。
そして彼を必死に捜索する財務省の女性職員にシンシア・アダイ=ロビンソン、大きな役をもらいましたね。
ベンと言えば、DCの 「DCエクステンデッド・ユニバース」で、バットマンを演じることになっており、「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14011774.html でスーパーマンと戦い、同じシリーズでの 「スーサイド・スクワッド」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14415761.html でもジャスティス・リーグに向けた動きで登場していました。
しかし私は今作のキャラが大変気に入りました。 バットマンは、なにも名が売れているベンが引き受けなくても、と思っていた矢先だったので、こっちのキャラの方が、彼独自の色付けができていて、ドラマ性も高く、なかなかの出来でしたね。
どうして凄腕の殺し屋になれたのかも、理由づけもできていて、しかし内面に大きな闇というかトラウマも画かれている、シリーズになるのかは微妙ですが、数作は見てみたい気もありますね。
作品としても今作はそれぞれのキャラの説明や、今後の展開に説明、こうなった背景などを丁寧に説明していた感じになっており、続編に対する意欲も感じました。 邦題はこうなってしまったことも、原題の “THE ACCOUNTANT” ではちょっと音が悪いですから仕方がないでしょう。
これ、ラストに出てくる妹のシーンが実に良い。 誰しも彼女は? と思っていることにしっかり答えを示し、彼女の役割もきっちり明確になっていますからね。 なかなかの良作でした。

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レイはメディナを呼び出す

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田舎の会計士のウルフ

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ラマーの会社から依頼を受ける

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不正を見つけたデイナと調査開始

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しかし打ち切りとなり二人は狙われる

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殺し屋の男

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