しかし環境団体からの講義も後列に陣取っていて、一連のスピーチが終わるとすぐに質問が飛ぶ。 パイプラインの建設問題の質問には、調査を徹底的に行い数値を公表する予定だと、約束をその場でするのだった。
ビビアン(レベッカ・デモーネイ)は、その調査担当をしていた。 彼女に対してメザーブが調査を依頼しており、その結果をまとめていたのだった。
ビビアンの夫・自動車整備工のスタンリー・ヒル(ジョン・トラボルタ)は、その日帰国をした。 彼は新しい仕事の面接に行っていたのだった。 これが決まれば今よりも好条件となり、家族一緒の生活ができるかもしれない。 娘夫婦と孫と、ビビアンと、そんな理想の生活に転職が条件で、その面接の手ごたえも感じていた。
しかし駐車場に来た時、車がパンクをしていた。 業者を呼ぼうというビビアンに、仕事柄自分でタイヤを交換しようとするスタンリーだったが、そこに人相の悪い男が 「3ドルくれないか?」 と言い寄ってくる。 スタンリーはきっぱり断るが、一瞬ビビアンがお金を出そうとするのを見ていた男が、絡んでくる。
そして次の瞬間、数人の男が現れ、スタンリーを鈍器で殴打、そしてビビアンは最初の男に刃物で刺殺されてしまうのだった。
悲しみにくれ、額を縫ったスタンリーは、警察に行き、ギブソン刑事(サム・トラメル)とウォーカー刑事(アサンテ・ジョーンズ)に見た車と人相を報告をする。
娘のアビー(アマンダ・シュール)が駆けつけてくるが、悲しみに暮れる父と娘だった。 葬儀が行われるが、スタンリーは辛くて最後までいられない。
その後警察から連絡があり、容疑者チャーリー(ルイス・ダ・シルバ・Jr)は捕まるが、裏社会と繋がっているギブソン刑事(サム・トラメル)によって事件はもみ消され、チャーリーは釈放される。
そんななか、理不尽な社会と、妻を守れなかった己の無力さへの怒りが男の過去を呼び覚ます。 善良な市民として暮らしていたスタンリーは、実はかつて数々の殺しを請け負ってきた特殊部隊の工作員であった。 彼が向かった先は一軒の理髪店、そこに同じく元工作員の情報屋デニス(クリストファー・メローニ)がいた。
彼はすでにビビアンの死を知っていて、連絡があることを察していたが、必死にスタンリーを止めてもいた。 昔は仕事で殺しをしていたのでしくじりはなかったが、恨みの感情で突っ走ると、どこかでミスを犯す、冷静に分析してくるデニスだが、もうスタンリーは抑えることはできないのだった。
しかしこの殺人には奥深い闇が潜んでした…
最近、いろんなキャラの殺し屋が作られていますね。 今度公開の “ジョン・ウィック” https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13564132.html の2作目はキアヌ・リーブス、ベン・アフレックは 「ザ・コンサルタント」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14702931.htmlでウルフ役、デンゼル・ワシントンは 「イコライザー」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12328217.html でマッコール、そしてもしかしたらジョン・トラボルタはこのスタンリー・ヒルで売っていくのでは?
彼の近作は、「キリングゲーム」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/10931042.html でデ・ニーロと対決をしていましたが、今作は復讐に燃える元工作員の男でした。
原題は「I AM WRATH 」 “私は怒り” そのまま内容を現していますね。 しかし今作は相棒がいるんですね。 上記の3作は基本たった一人で、凄腕で、でしたが、今作はデニスというなかなか楽しく、しっかりした相棒がいます。 情報屋で、機械に強く、実は店の下に武器庫兼射撃場までもっているんですね。
どうしてスタンリーが仕事を辞めて一般人に戻ったのか? それこそがビビアンのためでした。 だからこその復讐劇なんですよね。
デニス役がクリストファー・メローニ、そしてビビアン役がレベッカ・デモーネイ、これも良い配置でしたね。
監督はチャック・ラッセル、日本公開は 「スコーピオン・キング」 以来のようですね。 90分くらいのサクッとしたアクション、続編はできるんでしょうか?
二人は幸せな家族を築いていた
しかし暴漢に襲われビビアンが殺される
そしてデニスの元をたずね
背中にタトゥーを入れる
彼の復讐が開始される