anttiorbの映画、映像の世界

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ラスト・ブラッド

2009年作品、クリス・ナオンコリー・ユン(アクション)監督、チョン・ジヒョン小雪アリソン・ミラー、マシエラ・ルーシャ出演。

戦乱に明け暮れた16世紀。 大量に流された人の血によって力を得た種族がいた。その名はオニ。 それから400年後の現代、彼らは人類絶滅を狙って、最後の戦いを挑もうとしていた。
米空軍関東基地では、オニによって一週間に3人が殺害される事件が発生。 オニ殲滅のために創られた秘密組織カウンシルは、16歳の少女を基地内のハイスクールへ潜入させる。
彼女の名はサヤ(チョン・ジヒョン)。 全てのオニの頂点に立つオニゲン(小雪)の強大な力に圧倒されつつあるカウンシルにとって、彼女だけがオニに対抗しうる唯一の存在だった。 そしてサヤは、父を殺したオニゲンへの復讐のため、カウンシルに協力していた。
空軍内には、高校が設置してあり、そこには軍関係者の子供たちも通っていた。 マッキー将軍(ラリー・ラム)の娘・アリス(アリソン・ミラー) は、そんな父からの干渉を鬱陶しく思っていた。
そこになぜか日本人のサヤが転向してきて、無口な彼女は英語がしゃべれないのではと思われていた。 ここでは授業は英語だが、日本という事で武道も行われて、彼女は剣道を専攻し、試合が近かった。
剣道の講師のパウエル(コリン・サーモン)は、試合のためアリスに特訓を言い渡す。 それに付き合ったのが二人の同級生の女の子たちだったが、いきなり真剣で襲いかかってくる。
サヤはそれを察知し、アリスを救出、二人を殺すが、二人はオニの化けた姿だった。しかしアリスは二人の同級生が殺されたと父に報告をしてしまう。
しかし捜査は上からの指示で上手くいかずマッキー将軍も手詰まりとなるが、その姿を見かねてアリスは飛び出してしまうのだった。 
しかし彼女は狙われていた。 2体も殺されたオニたちは、秘密を知られたと思い、アリスを狙っていたのだった。
しかしそれをサヤが察知、夜の商店街でサヤはアリスを守りながら壮絶な戦いに突入していくのだった…

これは原作が 「BLOOD THE LAST VAMPIRE」、プロダクション・アイジー作品という事で、先にアニメ―ションとして映像化になっているんですね。 
これは実写版、監督はクリス・ナオン、アクション監督にコリー・ユン、主演のサヤにチョン・ジヒョン、「10人の泥棒たち」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12134044.html ではワイヤーアクションで活躍していて、アクションには定評がありますね。
今作でもなかなか見事な感じでした。 まあ吹き替えはありにしても、体のキレは良かった。
また日本語は弓場沙織が吹き替えており、日本語をしゃべっていますが、やはりそこはナチュラルではないことからでしょうね。
そして敵役に小雪、これがなかなか恐ろしいオニゲン役でした。 あっという間に相手の頭部を粉々にしてしまう、圧倒的な力を持った親玉ですね。 そして父亡き後親代わりのカトウ役に、倉田保昭。 歳を取ったとはいえさすがのアクションでしたね。
物語は、サヤとオニゲンの対決にだんだん近づいて行きますが、その中でサヤの過去が触れられていき、さらにオニを倒そうとする組織・カウンシルとの間も壊れて行きます。
カウンシルはあくまでも人間とオニのハーフのサヤを利用しているだけ。 しかしその中にも彼女の理解者がいるんですが、人間側の焦りが、サヤとアリスにとって危険な存在になっていきます。
オニ、カウンシル、アメリカ軍、そしてサヤ、4つの入り組んだ戦いの作品ですね。

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カウンシルのエージェント

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サヤの力を利用している

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まだ幼いサヤを守っていたカトウ

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そして別れ

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アリスを守っての闘いに

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