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その怪物

2014年作品、ファン・イノ監督、イ・ミンギ、キム・ゴウン出演。

露店商売をしながら妹と暮らす少女ポクスン(キム・ゴウン)は、怒ると手が付けられなくなることから、町内では “狂った女”と 呼ばれていた。 この場所はおばあさんから引き継いだ場所、彼女は10歳のころからここで商売をしていると言い、立ち退かせようとする輩に殴りかかる危険な女だった。
しかし彼女は最愛の妹・ウンジョン(キム・ボラ)がいた。 彼女は大学に進学しようとしており、姉とは違って頭が良かった。 ボクスンはなんとしてもウンジョンに幸せになってほしかった。
テス(イ・ミンギ)は幼いころから母親に邪険にされていた。 そして子供のころから彼の中にとてつもない凶暴性が育っていくのだった。 そんな凶暴な彼は家族と離れ一人で暮らしていた。
テスには兄がいた。 イクサン(キム・ルェハ)といい、普段は凶暴な弟に寄りつかないのだが、彼は金もうけのためある物をテスに手に入れるよう依頼をする。 もちろん手段は択ばない。 そして彼が向かった先はある女性の家だった。 
彼女はケ・ヨニ(ハン・ダウン)といい、テスとイクサンの叔父にあたるチョン・ミョンファン社長(ナム・ギョンウプ)の会社で働いている女性だった。 実は彼女がある物を持っているのだった。
しかし血に飢えている彼は、それを手に入れる前にヨニをあっさり殺してしまう。 彼女の家には妹でまだ10歳のケ・ナリ(アン・ソヒョン)がいた。 しかしテスは探していたものが見つからず、ナリを連れ去り、自分の家に連れてくるのだった。
あっさり殺しはしなかったテスは、ナリに逃げる猶予を与える。 楽しんでいるかのようだった。 そして彼女が逃げ込んだところがボクスン達の家だった。 テスはナリを見つけ、そこに住んでいた二人にも襲い掛かるのだった…

韓国のモデル出身のイケメン俳優イ・ミンギ主演、個性派の女優キム・ゴウンが出演している猟奇的な作品です。 原題は「MONSTER」、こういう題名は多いですからこういう邦題にしたんでしょうね。
監督はファン・イノ、他作品もあるようですが、1作前のホラーテイストのラブコメが面白そう。
物語は “怪物” 的に恐れられているテスを中心にした、連続殺人というか、猟奇的な作品なんですね。 この後、姉妹に襲い掛かっていくテス、そしてこの3人の誰かが命を落とすんですが、意外に殺伐さはところどころであり、けっこうコメディテイストの面が多い。 それはこのボクスンのキャラですね。
彼女は発達障害を持っているようで、普通に学校、就職ができないようです。 しかし家族に、それもたった一人の妹のことは誰よりも愛しているんですね。 そして、その愛し方が可愛く、可笑しい。 キム・ゴウンのキャラに合っているというか、逆に違和感というか(^^)
何が目的でテスが人を殺していくのか、テスは途中から真の目的を忘れ、ただ殺戮に走ってしまいます。 そんなテスを恐ろしくあらためて思った兄のイクサンは、刺客兼ボディガードをつけるんですね。
テスとその男の戦いのシーンは迫力がありました。
しかしこのテスは、実は心の底では家族に飢えている。 何度裏切られても、家族のことは殺めようとはしないんですね。 そして冷たい笑いを見せるだけ、イ・ミンギはこの役をするために相当減量したようで、その不気味さと体のキレは良かったですね。
変な感じのハッピーエンドですが、韓国作品のある意味すさまじさをまた見た作品でした。

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たった一人で暮らしているテス

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そこに近づいてきた兄・イクサン

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襲われるボクスン

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だんだんテスの残虐性が現れていく

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妹を探すため反撃を計画するボクスン

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