2018年作品、イム・ジンスン監督、マ・ドンソク キム・セロン イ・サンヨプ チン・ソンギュ出演。
ボクシング元東洋チャンピオンのギチョル(マ・ドンソク)は、先輩のコーチと意見が合わず、とうとう暴力沙汰になってしまい、コーチの職を失ってしまう。
妹のスジン（ソン・ウンソ）の紹介で、新たに静かな町にある女子高の体育教師となる。
いきなり3人の女子生徒と、一人の女子生徒が言い合っているのを見て、虐めかと思って割って入るが、却って胡散臭く思われてしまう。 これまで男ばかりの世界で過ごしてきた彼は、女生徒たちに囲まれ戸惑うばかり。 なんとか学校に馴染もうとする中、忽然と姿を消した同級生の行方を探すユジン（キム・セロン）と出会う。 それは3人とやりあっていたあの女子高校生だった。
他の教師は単なる家出だとして取り合わず、警察も口ばかりで全く動いていない。 意図的に失踪した少女の行方を探していないかのような町の人々の様子に不穏な空気を感じるギチョル。 やがてユジンが何者かに襲われ、ギチョルは彼女に代わり不明の生徒の行方を探そうとするが……
これは混んでいましたね。 公開初日の夕方の回はあっという間に満席でした。
監督はイム・ジンスン、監督は2作目のようで、6年ぶりの新作のようです。
主演はマ・ドンソク、つい先日見たのが「無双の鉄拳」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15991857.html です。 今作はちょっと抑え目のマ・ドンソクですが、それは今回は教師なんで仕方がないところです。
ヒロインはキム・セロン、「私の少女」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15136030.html の時からもう謎めいた美少女でしたね。 だいぶ大人になりましたが、どんどん綺麗になって行きます。
そしてジソン役はイ・サンヨプ、私は初めて見ますが、なかなか謎めいたサイコ的な役でしたね。
物語は、ある片田舎の体育教師になった元東洋チャンピオンのボクサー教師のお話です。 意見の違いからつい手が出てしまったギチョルでしたが、元チャンピオンの一発は大きかった。
心配した妹が紹介してくれたのは片田舎の女子高でした。 選挙で緊張していたその高校は、そこの理事長が立候補していたんですね。 そして警察を巻き込んだ何か得体の知れない空気が漂っています。
そして失踪した少女のことを必死に探している同級生・ユジンと出会います。 彼女も転校生で、この街になじんでいませんし、どうしてか家出少女扱いをして、学校も警察も真面目に捜そうとしません。 そして必死なユジンに、そして父母がいなく、祖母と暮していたその少女のことを一緒に探そうとするギチョル、しかしユジンにも魔の手が。
今作は、選挙と、癒着、そしておぞましい殺人事件も絡んできます。 ギチョルがこの地に来たのも、ある意味が合ったのかもしれませんが、実は妹が寄付金を出したので、職を得たのでした。 それを知らずに、自分のペースで動き始めるギチョル、そしてとうとう核心に近づいていきます。
イケメンのジソンはイ・サンヨブが演じていますが、なんとも言い様のない役でしたね。 こんな事件は起こって欲しくない、無常観のあふれるお話でした。
女子高に来たギチョル
そしてユジンと出会う
彼女は友達の失踪を必死で捜していた
美術教師のジソンが近づく
そして何かを知っている男
そして立候補している理事長
