anttiorbの映画、映像の世界

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昼下りの情事


クロード・シャヴァッス(モーリス・シュヴァリエ)はパリの私立探偵である。 御依頼ともあれば、アメリカの億万長者フラナガンゲイリー・クーパー)とX夫人(リーゼ・ボウルディン)の濡れ場を盗み撮るという仕事も、やらねばならない。
探偵の娘のコンセルヴァトワールでチェロを学ぶ純情なパリ娘・アリアーヌ(オードリー・ヘプバーン)は、依頼人のX氏(ジョン・マッギーバー)がその写真を見て、フラナガンを殺すといきまいているのを聞いてしまう。 彼女は父の扱う事件記録を読むのを楽しみにしていたが、チェロの勉強にコンセルヴァトワールへ出かけたものの、この事件が気になってたまらない。
フラナガンの泊まっているホテルへ来てみると、X氏がピストルをポケットに忍ばせているところにアリアーヌは出くわした。 アリアーヌの機転でX夫人は逃れ、危う いところを助かったフラナガンは、彼女と明日の午後を約束する。 翌日、あんな浮気男とデートなどすまいと思ったものの、なかなかの色男のフラナガンに、アリアーヌは結局ホテルを訪れる。
食事と美しいムードミュージック、フラナガンのお定まりの手に、アリアーヌはすっかり参ってしまう。 しかし、やがてフラナガンがパリを出発する時刻が来て、2人はいかにも世慣れた遊び人同士の如く、あっさり別れた。 が、車が見えなくなると、アリアーヌはしおしおと音楽院へ向うのだった…

この作品中のオードリーはまた可愛いですね。 「ローマの休日」 とはまた違った可愛さを醸し出してくれてますが、お相手はゲイリー・クーパーという事で、親子ほど年の離れた組み合わせになっています。
彼女はこの時28歳、まあ一番輝いていた数年間の時なので、いかに嵌った役が来るかが大きな時だったのではないでしょうか?
ビリー・ワイルダー監督と言えば、オードリーとはこれ以外に 「麗しのサブリナ」 でコンビを組んでいますが、どちらかというと、マリリン・モンローとの作品も有名ですね。 私が見た中では 「あなただけ今晩は」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11604761.html でのシャーリー・マクレーンが魅力的でしたね。
女優との活かし方が上手い大監督なんでしょう。
この作品のラストシーンが良いんですね。 別れのシーンで相手が乗っている列車を追いかけるのはよくあるパターンですが、これは焦らしに焦らして…
みんながホッとするラストだったのではないでしょうか?

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父の仕事に興味津々のアリアーヌ

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そしてフラナガンのところに行ってしまう

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そしてお誘いを受けてしまって

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彼女の心に火が付き始める

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しかし別れのときが…

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