anttiorbの映画、映像の世界

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許されざる者


テキサスの平原に牧場を営むザカリー一家、レイチェル(オードリー・ヘップバーン)は、水を汲みに家の前の川に、途中ウィリアム・ザカリーの墓がある。 ここで殺されたと書いてある。 そこに白馬のグイパーゴが走ってきた。 彼女のお気に入りの馬だ。
母のマティルダリリアン・ギッシュ)に呼ばれ家にいったん戻り、彼女は白馬にまたがり、気晴らしをしに行ったとき、途中である馬にまたがった初老の男に会った。 こちらをじっと見つめている。 彼女はレイチェルと名乗ると、その男は変なことを言う。
「私は剣に賭けて真実を語る。お前はザカリーではない 。」 いったん家に帰るがその男は付いてきた。 母は敵意を燃やし、銃を構え男を追い払うが、男は剣を抜きながら去っていく。 母はその男を知っているみたいだったが、レイチェルには何も言わなかった。
ザカリー一家は思慮深い長男のベン(バート・ランカスター)、次男のキャッシュ、3男のアンディ、母親、レイチェルの5人暮らしだ。
父親のウィルは死に、悪い噂も消え平和な生活が始まった。
ベンたち兄弟が帰ってきた。 ベンはピアノを手に入れてきた。 レイチェルへのプレゼントだった。 さっそく母のマティルダが弾き始めた。 そして近隣の仲間を呼んでパーティーを開くことになった。
近隣の牧場主ゼブ・ローリンズ(チャールズ・ビックフォード)はベンを信頼し、ザカリー一家を厚遇した。 レイチェルを長男チャーリー(アルバート・サルミ)の嫁に、長女のジョージア(キップ・ハミルトン)をキャッシュの嫁にと思った。
しかしゼブたちが来る途中例の老人に会っていた。 ジョージアが着替えているときにこちらを見ていたのだった。 しかしその話になると母やいきなりピアノを弾きだし、ベンの表情は曇るのだった。
ベンとキャッシュは、三度現れた老人を仕留めに行くが、砂嵐で見失ってしまう。 その老人の言った、レイチェルの話は一体何のことなのか?
この一家に何か秘密があるのだろうか?・・・

この後、レイチェルの出生の秘密がだんだん明らかになっていきます。 これもある意味差別を扱った作品といえますね。
対象は、ネイティブアメリカン、いわゆるインディアンに対する差別ですね。 そして物語としても、どちらかというと、悪役に描かれています。
ザカリー一家は、彼らと関わりを持ってしまったことで、仲間からはじかれていき、家族さえも分解していきます。
今まで見た黒人差別の作品と似かよっていますね。 被差別者と関わると、その者も差別の対象とされ、一緒に村八分になっていくということは、万国共通ですね。
3兄弟の設定も色分けがされており、クライマックスでの3兄弟の団結シーンは大きな見せ場となっています。
オードリー・ヘップバーンの、ちょっとお転婆役の娘役は、結構様になっています。 彼女のまたある良い部分を見れる作品でした。

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明るく育ったレイチェル

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水を汲みに行くレイチェル

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3人の兄たちがいる

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しかし一家に大きな試練が

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