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探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海

2016年作品、和泉聖治監督、玉木宏主演。

福山市の川の上の橋で通報者がパトカーの到着を待っていた。 土砂降りの中、警官たちが川に近づくと男の悲鳴が聞こえた。 そこには木にくくりつけられた男と女が半分川に使っていた。 男は目を縫われ、女は口を縫われていて、横には赤ん坊の死体があった。
天才的な頭脳で、数々の難事件を解決に導いてきた脳科学者・御手洗潔玉木宏)。 彼のところに編集者の小川みゆき(広瀬アリス)が尋ねてきた。 石岡の代理で来た彼女は、いくつかの奇妙な事件の中で、御手洗が興味を惹きそうな事件を見てもらい、それをしっかりと記録するよう言われてきたのだった。 そして彼が目をつけたのが、瀬戸内海の小さな島に男の死体が半年に6体流れ着き、その身元は不明のままという怪事件だった。
そこは“死体島”と呼ばれるようになったとの話を聞き、事件に興味を持った御手洗潔は、早速瀬戸内海へと飛ぶ。 瀬戸内海の興居島というのだが、その6対の身元がいまだわかっていない。 しかし早くも御手洗は流れ着いた死体が上がった位置からある推理を立てていた。
そこは、日本で唯一、太古の昔から変わることなく6時間ごとに潮の満ち引きが繰り返される時計仕掛けの海だった。 やがて御手洗は6体が、実は広島県福山市から流れ着いたことを突き止める。
操作責任者の黒田優作 (小倉久寛)とその件で話している時、外国人女性の変死体が見つかる。 一見関係の無いような事件だったが、御手洗はすぐに現場に同行すると言い出し、死体を見ると、すぐにパトカーを返し、現場を見張るように黒田に指示を出す。
しばらくすると東南アジア系だろう外国人の男たち数人が現れ、その女性の部屋に入っていく。 もちろん張り込んでいた刑事たちに逮捕されるのだが、御手洗はその男たちは死体処理係りだと断言する。 
彼は、その男たちが今までの死体島に上がった死体を海に流し、それがあの島に流れ着いた。 それが“死体島”着いた死体のわけだと言い、彼女もそうなるところだったと言い当てる。
そして御手洗は黒田に、もうひとつ事件があるのではと聞き、例の川で発見された親子の話を聞きだすのだった。 いったいこの数件の事件はつながっているのだろうか?・・・

これは島田荘司原作の “御手洗潔シリーズ” の最新作の映画化なんですね。 私は未見でしたが、昨年の3月に、同じ玉木宏でテレビドラマになっていたんですね。ただ、今回は主役の彼意外はまったく新しいキャストということで、場所も広島県福山市、そして瀬戸内海の島となっています。
だからあまり主人公の紹介が無いんですね。
そして助手のような立場で、編集者役で広瀬アリスが出演していますね。 かわいい配役なんですが、ちょっとインパクトが弱いかな? もっと彼女の可愛さを出してあげてもいいのでは?
しかし原作が強いので、はじめの3つの事件と、ある企業がだんだんつながっていくところはなかなか楽しめました。 まあフジテレビ製作の、ドラマの延長の映画化ですが、これは原作小説はもっと面白そうですね。

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事件はこの川から始まった

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小川が代理で

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御手洗のところへ

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黒田は3つの事件を抱えていた

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そして地元企業の社長

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