anttiorbの映画、映像の世界

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嘘を愛する女

2018年作品、中江和仁監督、長澤まさみ 高橋一生 DAIGO 川栄李奈出演。

2011年3月11日、東北を震源とした東日本大震災の時、彼女(長澤まさみ)は混乱の中、貧血なのか急に具合が悪くなってしまう。 歩けなくなり駅の構内で蹲っていた時、手を差し伸べてくれる男性(高橋一生)がいた。
彼女は飲料メーカーに勤めるキャリアウーマンの川原由加利といい、優しいその青年は、電車も止まり、帰宅するには徒歩でしかない彼女が落ち着くまで付き添ってくれ、もう大丈夫と言い顔色が戻るのを確かめ、自分の履いていたちょっと薄汚れたスニーカーをくれる。 ハイヒールで歩くのは良くないという絶妙の心遣いだった。
靴下で歩きはじめる後ろ姿に、由加利は名前を聞くが、しばらくして彼は 「小出です」 と言って去って行ってしまった。
そんな由加利が再び雑踏で彼を見つける。とぼとぼと歩いている彼に小出さん! と叫ぶが全く気が付かず行ってしまうので必死に追いかける由加利、何とか捕まえ、そこから二人の付き合いが始まり、お金のない小出は、彼女のマンションで同棲をし、彼女が主に働き、彼が家事をする生活を始めることになった。
小出は、研修医という事で収入があまりなく、時間も規則正しいが、一方の由加利は雑誌にも取り上げられ、飲料メーカーの新商品の開発に携わる、重要な存在を自他ともに認める立場だった。
同棲5年目を迎えたある日、その日はちょっとしたことで小さい喧嘩になってしまう。桔平の遅い帰りを待っていたところ、とうとう一晩夜が明けてしまったその時、自宅に突如刑事(嶋田久作)がやってきた。
桔平がくも膜下出血で倒れていたところを発見されたが、所持していた運転免許証も医師免許証も偽造されたものであり、名前すらも偽っていたことが判明する。
ずっと騙されてきたことにショックを受ける由加利。 病室に行くが、意識が無く呼吸器が付けられている姿を見て、一体この男は誰なのか途方に暮れる由加利だった。まず行く先は彼が勤めている大学だったが、もちろんそこには小出なんて人間はいなかったし、社員証も偽造されたものだった。
そこで、彼が何者なのか知るため、同僚の綾子(野波麻帆)の親戚の私立探偵・海原匠(吉田鋼太郎)を頼ることにする。 そこにはちょっとオタクなパソコン男・木村(DAIGO)もいて、貧乏探偵家業の海原は高い金を吹っかけて捜査を開始する。
そして、由加利の家のポストを漁る若い謎の女性の姿を発見する。 彼女を追い掛け、喫茶店でウエイトレスをしている心葉(川栄李奈)だという事がわかり、小出はここの常連で彼女は小出のことを先生と呼んでいた。
それは彼がいつもパソコンで、原稿を書いていたから、小説家だと思っていたからだった。 そう言えば、コインロッカーの鍵があったことを思い出した由加利は、そこで彼のパソコンを発見する。 そして見つかった小出の700ページにもおよぶ書きかけの小説には、故郷を思わせるいくつかのヒントと幸せな家族の姿があった。
海原の力を借りその場所が瀬戸内海のどこ かだと知った由加利は、小出桔平の秘密を追っていく・・・

長い間予告編の流れていた今作品、サスペンスなのか? それとも。 期待と、不安を感じさせる中見に行きました。
監督は中江和仁、監督作品は3作目のようですが、初鑑賞です。
主演は長澤まさみ、コンスタントに映画に出続けている彼女、今はすっかり安定した演技で、好きな女優になってきています。 近作は 「散歩する侵略者」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15135212.html 「銀魂」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15034352.html ですね。
そして高橋一生、超売れっ子俳優となった彼ですが、なんと 「スウィングガールズ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14748329.html に出ていましたね、部長役で。映画としての近作は、公開される 「blank13」 ですね。
さらに吉田剛太郎、映画としての近作は、「ミックス。」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15201857.html となりますね。

物語は、運命的な出会いをした二人、それは東日本大震災の起こったあの日でした。 そしてなんと再会をすることで二人の生活が始まるんですね。 男と女の逆転生活、忙しさから彼女はもしかしたら心のどこかで小出桔平を蔑み、どこかでもうダメかと思っていた感じさえしたときに起こった突然の彼の病気、そして彼の偽りの姿。
普通、犯罪者ですよね、こういう場合。 刑事も、探偵もあまりよくない男だと言います。 もちろん彼女もそう思い、桔平の荷物を処分し始めるんですが、どうしても彼が誰なのかを知りたくなって行きます。 当然仕事は手につかず、会社からはしばらく休めと言われてしまいます。 そこで、彼を探す旅が始まって行くんですね。
サスペンスでも、アクションでも、犯罪ものでもないこの作品、ちょっとしたある男を探すロードムービーなんですね。 そこにあった真実は凄く哀しい家族のドラマでした。そして由加利はその中で彼の隠された気持ちを知るんですね。
これはなかなかいい物語、第2章が始まって行く予感を感じさせるラストでした。

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震災の日に出会った二人

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再会した後、同棲が始まる

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しかし彼の倒れた知らせとともに、思いも寄らぬことが

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謎のウエイトレスの心葉、しかし彼女のある一言が

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パソコンが見つかり

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そして彼を探す旅が始まる

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