anttiorbの映画、映像の世界

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亜人 -衝突-

2016年作品、安藤裕章監督、声の出演:宮野真守細谷佳正

亜人研究所から逃走した永井圭(声:宮野真守)は、東京湾を巧みに泳ぎ、いや何度も溺れ死んで生き返り、ある小さな村に着いた。 そこで出会った山中(久保田民絵)というおばあさんの家に厄介になることができた。 しかし山中は、すぐに圭の正体に気がつくが、彼女は通報はしないので、しばらくここにいてもいいと言うのだった。
一方佐藤(大塚芳忠)は、研究所から脱出するときに田中功次(平川大輔)を車椅子に乗せ正面から出てきた。 彼は群がる報道陣に、自ら亜人と告白して、政府が亜人を使って人体実験をしていると言い、証拠の動画をアップしたとぶちまける。 動揺している報道陣の前で、 いきなり研究所で爆発が起こり、二人は消えてしまった。
佐藤は厚生労働省で、抗議活動をすると言い残して現場を去ったが、当日には民衆はまったく集まらなかった。 数人の報道陣と興味本位に来た人たちだけだった。佐藤の試みは空振りだったのか?
いや、佐藤の目的は別にあったのだった。 動画をアップした目的は、一般人をデモに参加させるのではなく、この動画を見た、隠れて生きている亜人に対する呼びかけだったのだった。 そして彼らは一般人には見えない黒い幽霊=IBMを使って実は厚労省に集まっていたのだった。
IBMを遠隔操作できる田中が彼らに言ったのは本当の集合場所だ。
そこに集まった10人程度の亜人たち、そして佐藤は彼らに国家転覆計画を打ち明けるのだった。 しかし佐藤に反対する者も出てくるのを予想していた佐藤は、反対者を捕獲し閉じ込めることにしたが、その中で一番若い中野攻(福山潤)と、秋山礼二(小山力也)が脱出を試みるが、秋山は撃たれてしまい結局中野だけが脱出に成功した。
中野は家に帰るが、厚労省に彼は行っており、戸崎(櫻井孝宏)に亜人だと見抜かれ家で待ち伏せさせられる。 しかし間一髪救急車に乗り込み再び脱出した彼は、ある寒村の村で黒い幽霊を見かける。
実はそれ は、永井圭がIBMを出す練習をしているところだった。 そしてIBMを出しているのが佐藤でないことを中野は知り、永井だと確信した。 そして打倒佐藤の協力をしてほしいと永井に訴えるが、逆に永井から不法投棄のバスの中に閉じ込められてしまう。
一方佐藤は、佐藤の計画に乗った亜人たちを率い、いよいよ行動を開始するのだった・・・

テレビの深夜枠で、並行して放送されていたこの作品、1作目「亜人 -衝動- 」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13689683.html をなぞるようなテレビシリーズを映画は、さらに通り越してその後まで描いていましたので、この2作目も中盤まではテレビシリーズと並行した展開でした。
ただそれで終わってはブーイングですし、テレビシリーズの細かい部分をカットしたり、新キャラも出てきて、いよいよ第3部に繋がる作りになっていきました。
まあ、今作はテレビでも流れた、ビル崩壊シーンですね。 あそこはさすがに劇場ならではの地響き伴う衝撃シーン、映画館でないとでしたね。
第3部 『亜人 -衝戟-』 では、いよいよ亜人対人類の対決に本格的に行くんでしょうか? 結構面白い展開なんで、ネタバレを避けるためにあまり検索をしないようにしているんですが、佐藤の正体だけはちょっと見てしまいました(^^)
なかなか面白い設定ですが、どこまで国家に対して攻勢をかけれるのかが非常に気になりますね。
おそらく3部作でも全貌を解明、決着できそうににない展開と見ていますが、ここの個性もなかなか面白く、主人公永井圭が匿われているところは、「寄生獣」の漫画版にちょっと似ていて、これも面白い設定だと思いましたが。
秋公開の第3部が楽しみですが、その前にもう一つ映像があるようなんで、そちらも見ておきたいですね。

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IBMを出す練習をしていた圭

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そして佐藤はとんでもない行動に出る

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そして精鋭部隊を撃退する佐藤

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圭の居場所を探し当てる戸崎

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圭と中野は脱出

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