anttiorbの映画、映像の世界

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女が眠る時


作家の清水健二(西島秀俊)は、1週間の休暇を取って妻の綾(小山田サユリ)と共に郊外の綾の友人(渡辺真起子)が勤めているリゾートホテルを訪れる。 初めて書いた小説がヒットしたが、その後はスランプに陥り、2作目を出したものの、その後はぷっつりと筆が止まってしまった。
改めて就職が決まっていた健二は、妻との間に倦怠期を迎え、無気力な時間を過ごしていた。
そんな滞在初日、プールサイドで異様な存在感を放つ初老の男・佐原(ビートたけし)と、若く美しい女・美樹(忽那汐里)のカップルに目を奪われる健二。 どう見ても親子ではない。 綾からは、苛やましいのでは? と皮肉を言われるが、目が離せなくなってしまう。
その日以来、ホテル内で2人を見かけるたびに後を追い、部屋を覗き見るようになってゆく。 ある夜、眠れなくなりプールサイドにいたとき、ふと二人が止まっている部屋が見えたとき、ある光景を見てしまう。 そこには、美樹の体の産毛をカミソリで丁寧に剃り、毎晩彼女が眠る姿を撮影し続ける佐原の姿があった。
自ら佐原に近づいて初めて言葉を交わした健二は、美樹が眠る動画を見せながら彼が放った “あの子の最後の日を記録しようと思って” という言葉に底知れない恐怖を覚える。
ある日、2人を追ううちに辿り着いた居酒屋で、ある1枚の写真を見つける。 そこには幼い彼女と、父と母らしき人と一緒に、佐原の若い姿が映っていた。 そのことを怪しげな店主(リリー・フランキー)に聞くが、煙に巻かれてしまう。 そしてどうして聞きたいのかと逆に詰め寄られて逃げるようにその店から出てしまった。
そしてとうとう、健二は危険を感じながらも、ますます好奇心を掻き立てられた健二の行動は次第に常軌を逸し、部屋の中に忍び込むというストーカー行為にまで及んでゆくのだった…

ウェイン・ワン監督は「ジョイ・ラック・クラブ」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12997958.html 「スモーク」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12518256.html を見ていますが、なかなか手腕のある監督です。 今回は日本人キャストのみの作品に挑戦ですね。
主演はビートたけしという位置づけですが、西島君がメーンで登場します。
物語は、書けなくなった小説家の清水健二が、妻に連れ出されて訪れた友人のいるリゾートマンション、夫が小説家で妻が編集者、経済的にはあまり問題はなさそうですが、妻としてはなんとか新作を書いて欲しいし、子供も欲しいと言う何か天気になればという思いもありここに連れてきた感じです。
そこにいた何かわけありの男女と出会うことから、健二がどんどん我を忘れていくというお話です。
書くとただそれだけなんで すが、ビートたけしの謎の男ぶりと、今回ちょっと幼いんですがエロチックな役を演じる忽那汐里が結構見せてくれますね。
この作品ミステリーなんですが、たけし演じる佐原が、この後何かをするんではないかという危険なにおいがプンプンなんですね。 そして美樹が何とも危なっかしい、さらにはもっと謎の居酒屋のおやじ、ここでリリーさん登場でしたが(^^)
ただ結末から、ある答えが導き出されると言う仕掛けがあるように見えますが。
観終わった後、そういう事だったんだと感じた作品でした。

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ここリゾートホテルに来た二人

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越して健二はある二人を見つける

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眠る女を見つめ

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そしてビデオに録る

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そしてある写真を見つける

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