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DOCUMENTARY of AKB48 No flower without rain 少女たちは涙の後に何を見る?

2013年作品、高橋栄樹監督、前田敦子高橋みなみ大島優子etc AKB48メンバー出演。

ミリオンヒットを連発する国民的アイドルグループ、AKB48の2012年の活動に迫ったドキュメンタリー。 グループ誕生以来、ずっとセンターを務めてきた前田敦子の突然の卒業宣言、総選挙で1位に帰り咲いた大島優子の心境、そして8月の初の東京ドーム公演など、怒涛の勢いで駆け抜けた同年の活動を、インタビューを交えて描き出す・・・

当初この記事は、次のドキュメンタリー作品公開の時に上げようと思ったんですが、
10周年という事で、第3作を記事にしました。
基本ドキュメンタリー作品なので、物語云々ではなく、どこからどこまでが時系列で描かれているのか? ということで言えば、これは2012年を描いています。
この年は、大きな彼女たちにとっての節目の年でした。
圧倒的な絶対エース、言い方を変えれば、生みの親の秋元康が選んだ、不動のセンター前田敦子が卒業をするという決心をし、そして華々しく去って行った年でしたね。
私の中でも、グループの存在がはっきりと認識され、選抜メンバーくらいがおぼろげながらわかってきたところでした。
昔から私は、1位を嫌う性格で、いつもナンバー2を応援する癖がありました。 プロ野球なら阪神だし、Jリーグなら、鹿島全盛時代にはジュビロを応援していました。(まあ埼玉県に住んでいるので浦和レッズは、応援していましたけど)
だから、AKB48でも大島優子が好きでした。 ただそれは前田敦子と比較してという意味と、バラエティ番組で受け答えが非常に上手かったからですね。
だから第2回選抜総選挙で、大島優子が勝った時はちょっとうれしかった。 (当時はそのくらいの感覚でした)
そんな前田敦子が卒業する。 彼女たちにとってはものすごく大きな “事件” でしょうし、グループ自体の存在自体が揺らぎかねないことだったでしょう。
この作品では、 “卒業” というそんな太陽のような彼女の晴れ姿だけでなく、スキャンダル発覚によって活動自体に追い込まれるメンバー、自ら辞めていくメンバーにもスポットを当てられています。 そしてこれが映像作品として、残されてしまうところは何とも正直心が痛いですね。

2012年と言えばもうミリオンが当たり前になっていた時で、世間で十分認知されていました。 前年にレコード大賞も受賞し、この年も連覇をした時でしたね。 しかしその反動もありましたね。
10台半ばから二十歳前後までの女の子、たまには遊びたいし恋もしたい、そしておそらくそんな彼女たちに近寄ってくる男たちも多かったでしょう。
彼女たちのコンセプトは “会いに行けるアイドル” 今でこそ毎日は見られませんが、人気メンバーだって、劇場にはしっかりと参加します。 そんな日のチケットは手に入りづらいんでしょうね。

昔のアイドルは個性を殺し、周りに守られ、鳥籠の鳥のような感じでしたが、彼女たちは裏も表も基本見せ、自主性に任せる感じで “恋愛禁止” を掲げていました。要はアイドルをやる彼女たちのプライドに任せるという体制なんですね。
ここでは初めに二人、一期生と三期生が脱退、そして二期生も活動自体をする姿が描かれています。 一期から三期というと、このころはファンの間でももう名前が浸透し、固定ファンもしっかりとついている存在ですよね。
しかし一転グループから離れることを余儀なくされます。 大変ショッキングな映像であり、彼女たちが握手会で発言の場を与えられ、泣きながら謝る姿は、ほかのメンバーもそうですが、見ていられません。

しかし中核メンバーや、アイドルに自覚を持ったメンバーは、毅然と恋愛についての持論を述べるんですね。 「今は恋愛よりも、この活動が大事」 「恋愛は大人になればできるが、AKB48は今しかできない」
あとのセリフを言うのが当時15歳の松井珠里奈なんですね。
自分が恥ずかしくなる台詞を聞かされちゃいました。 私の15歳の時とあまりにも違うのに(^^)

そして前田敦子がそんなときに卒業宣言をさいたまスーパーアリーナ公演でします。 仲の良いメンバーは、もう彼女が発表するのがいつになるかという時だとは知っていたそうです。 特に高橋みなみ篠田麻里子あたりは。
でも彼女がとてつもない重圧の元、前に誰もいないという過酷な場所を守ってきたこと、そして彼女は決してセンターになりたくてなったわけではないこと、しかしそれを受けた以上は、だれよりも強い意志でやりとおしたこと。 それが描かれているんですね。
そして何より卒業の理由は、多くの後輩にまず自分が道をつけなければ、という使命感だったことでした。
このAKB48の活動は、一生できるものではありません。 人によっては数か月(研究生で終わる子もいます)、今いる一期生でようやく10年です。
人生の中のほんの短い期間なんですね。 しかしそのあと芸能界に残るにしろ、別の人生を送るにしろ、AKB48の後の道を自分が先に歩き出すという大きな決心をする、それもスキャンダルではなく堂々と卒業をしていく、素晴らしい姿に見えました。

まあオタとしてみているので、何回もグスグスしちゃうんですが、感情移入の激しいドキュメンタリー作品には変わりないですね。

そんなグループも10年の節目を迎えました。 その劇場公演の事はアメブロ

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その時優子は?

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ぱるるは?

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あっちゃんを囲むこじはると麻里子さま

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総監督のたかみなが仕切る

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いつもの円陣

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