石橋凌は刑事役が本当に嵌りますね。 juonでも刑事役をやっていましたが、このときから年月もたって少し重厚さが出ていましたね。
「冷たい血」では多少若い刑事で描かれています。 銃で幹部を殺す役としては、柳ユーレイがまた独特な役回りを演じています。 この人も呪怨シリーズの肝でしたね。 もともとタケシ軍団員でしたが、いまや俳優であり、怪談のストーリーテラーでもあり完全にポジションを確立していますね。
犯人の三田（柳）を追いかける途中、逆に打たれてしまい、瀕死の重傷をおってしまう嵯峨（石橋）。 その際に銃を何者かに奪われてしまい、その銃で連続殺人が起こってしまう。 嵯峨は刑事を辞めただ一人事件を追い、銃を取り戻そうとする。
奥さんは刑事の妻が嫌で離婚を迫り、嵯峨は追い込まれていくが、銃を奪った犯人を追いかける中で、心理面で変化が生じていくというお話。 地味な映画ですが、この監督のカラーが出ているのではと感じさせる作品です。
