2014年作品、ヤルマリ・ヘランダー監督、サミュエル・L・ジャクソン、オンニ・トンミラ出演。
オスカリ (オンニ・トンミラ)はある小屋にやってきた。 そこには部屋いっぱいの写真が飾ってある。 それは皆獲物を手に持っている写真だった。 彼は大きな節目の時を迎えていた。
13歳の誕生日には、この地の風習では、山深い森に入り、獲物をしとめて一人前になるという物だった。 父は熊を仕留めた英雄だった。
しかし、オスカリはまだひ弱で、弓矢を射抜くこともできなかった。 父に、村の長は止めさせた方が、本人も恥をかかないと言うが、父はオスカリに一人前になってほしいと言い、仕来たり通り送り出す。 でも彼に秘密の地図を託すのだった。
アメリカ大統領・ムーア(サミュエル・L・ジャクソン)を乗せ専用機は、会議が行われるフィンランドの首都ヘルシンキに向かっていた。 彼にはSPのモリス(レイ・スティーヴンソン)がぴったり警護しているが、ムーアが狙撃されたときに盾になり、胸には大きな傷跡があった。
フィンランド北部の山奥に1機のヘリコプターが着陸した。 ここまで案内した現地の男は、てっきり狩りをする観光客を乗せたつもりだったが、降りたった男・ハザル (マフメット・クルトゥルス)は中国製の自動追尾ミサイルを設置し始めた。 そして逃げるパイロットに標準を合わせ爆破テストを行う。
専用機は、ミサイルに狙われたことが探知される。 色めき立つ専用機内、そしてすばやくムーアを脱出ポッドに乗せ、彼をいち早く脱出させる。 そしてSPたちも相次いで、パラシュートを背負い降下してポッドの後を追うが、パラシュートが開かなくなっている。
そして専用機と護衛機はミサイル攻撃を受け爆破してしまった。
大統領は辛くも森の中にポッドが着陸し無事だったが、もう暗くなったときそれを見つけたのはオスカリだった。 中から解除コードを教え、ポッドから出ることができたムーア。
そしてオスカリに協力を得て、なんとか町まで下りて行こうとするのだが…
お盆の新作は公開規模がそこそこなのはこの作品、大統領にサミュエル・L・ジャクソン、そしてそれを助ける現地の少年にオンニ・トンミラ、過去に1作出ている少年ですが、今回は準主役というか、主役ですね。
ところどころ、笑えるシーンもありますが、早い段階で、悪役が解ると言うつくりに見えます。 でもまあ一応どんでん返しと、裏設定があるんで、まあ楽しい作品でしたね。
監督のヤルマリ・ヘランダーも、フィンランドの監督みたいですね。 少年は彼の前作から引き続き起用されていますから。 少年が主役の作品は、成長譚が描かれますが、これは初めから少年が試練を乗り越えて成長していく儀式から始まりますから、それに合ったエンディングになるべきですね。
お盆休みにスッキリ見れるアクション作品ですが、あまり細かいところまでは拘らなくていい作品でした。
ミサイルによって撃墜される大統領機
ポッドに乗って助かったムーア
たった一人で山にいたオスカリに
2人で下山
はたして助かることができるのだろうか?