anttiorbの映画、映像の世界

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シャッフル2 エクスチェンジ

2009年作品、ジョエル・ベルクヴァール、シモン・サンドクヴィスト監督、サラ・ミシェル・ゲラー主演。

若き女弁護士のジェス(サラ・ミシェル・ゲラー)は、愛する夫ライアン(マイケル・ランデス)と幸せに暮らしていた。 ライアンは、絶えずジェスに一言ラブレターをあげるほど、彼女を愛していたし、細かい気配りもしていた。
粘土を使った芸術家のライアンは、独特な技法で、彼女の像の制作をしていた。 しかし、ライアンの弟・ローマン(リー・ペイス)と同居しているのだった。 ローマンはライアンとは正反対の性格を持ち、弟が保護観察付きで出所してきたので、兄が一緒に住まわすよう引き取ったのだった。
気難しく、粗暴なふるまいのローマンに、彼女なりに優しく接しようとするが、やはりライアンとは違う性格に、飼い犬も懐かず、だんだん彼女もローマンを避けはじめてしまう。 ローマンにも心を寄せるガールフレンドのケイシー(ツヴァ・ノヴォトニー)がいるのだが、野獣のような付き合いだった。
そして、ある日彼女はライアンにローマンをこの家から出して、更生施設に入れることをお願いするが、ライアンは弟のことを思い、彼女にもうちょっと一緒にいてほしいと懇願する。 しかしその話をローマンは聞いていた。
ある日ローマンは荷物を持って、出て行ってしまう。 しかし彼は保護観察中で、この町から出てはいけないのだった。 すぐさま弟を探し始めるライアン、しかし兄弟は一緒に交通事故に遭遇、二人共回復不能の昏睡状態に陥ってしまう。
一命を取り留めた二人だが、意識は3週間たっても戻らない。 医師はこのまま見込みがないなら、これ以上の措置は無駄ではないかというが、ジェスはあきらめきれなかった。
そんな時、ローマンが目を覚ました。 そして彼はすっかり粗暴な性格が、鳴りを潜めていた。 そして今まで通り、ジェスが家に連れてきて、リハビリのため同居することになるのだが、ただ穏和になっただけではなかったのだった…

昨日アップした 「シャッフル」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13357982.html の続編かと思いきや、全く別作品なんですね。 これは全く邦題のつけ方が、怪しからん(^^)
原題は「Possession」で、この日本読みにした作品は結構多く、内容から付けたまではわかりますが、続編でもないのに、続編題名をつけるのはいただけません。
出演者もまるで違うし設定もまったく似ていない。 これではこの作品の制作者たちがかわいそう。
作品は、ホラー作品には結構出演しているサラ・ミシェル・ゲラー、「ラストサマー」や「THE JUON/呪怨http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/1069501.html で私は鑑賞しています。
ただ今回はホラーというより、サスペンスですね 。ジェスは悲劇のヒロインという役どころですが、これは韓国作品のリメイクという事で、設定もいろいろ変えているとのことです。
ただ、昏睡状態の人間が息を吹き返すというところにこの作品の根幹があり、多少の超自然的なところがちょっと見えるので、その意味では、続編ではありませんが、テイストは悪くありません。
でも邦題で引かれると、騙された感が強いですね。
この作品は、揺れ動く女心を、よく描いているんですよね。 信じたくても信じきれない、逆にそれを逆手に取られてしまうちょっと切ない話にもなっ ています。
題名を気にしなければ面白い作品ですが。

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出て行った弟を探しに行ったとき、事故に遭う二人

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そして一方が目覚める

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しかしライアンは目覚めない

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目覚めたローマンは人が変わったようだった

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しかしジェスは彼を催眠テストを受けさせる

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